マイベストムービー!〜2014旧作編〜

      2015/07/06

年末の振り返り!今年観た「過去作」の中から、面白かった映画をご紹介。

2014年もおわりが近づいてきたので、振り返りのエントリをポツポツ書いていこうと思います (てこのフレーズこの前にも何かのエントリで使った気がするな笑) 。

まずはぼくが今年観た映画 (の旧作) の中から、面白かったものを選ぶ「マイベストムービー2014〜旧作編〜」です。

2014年は映画を150本ほど観ました。昨年が110本だったので、まあ微増ってところでしょうか。

たくさん観りゃいいってもんでもないですが、去年よりは多くの作品を観ることができて、まずは良かったなと満足しております。それにしても、200本への道は遠いのう!

そのうち劇場で観た作品が50本ほど。つまり残りの100本ほどは、DVDなりTV放送なりの旧作を、いわゆる「おウチシアター」 (つっても何かしら特殊な設備があるわけじゃなくて、タダのTVです) で鑑賞しました。

当初は2014年に日本で劇場公開された映画の中”だけ”からベストを選ぼうと思ってましたが、過去作もせっかく100本ほど観たことですし、何にもまとめずにスルーするのはちょっともったいない!なんて気にもなってきました。

つーわけで、(2014年劇場公開の) 真の意味での「マイベストムービー2014」は後日のおたのしみに残しておいて、まずは「旧作」のベストを発表します。

選考基準はあいかわらずの独断と偏見です笑。年末のいま思い返してみても「面白かったなあ!」と思える映画を、20本選びました。

「今年ぼくが観た」とゆう、かなり独りよがりのラインナップですが、少しでもわかりやすくなるよう、ジャンルを分けて、年代順に並べてみました。

とゆう感じで、あいかわらず前置きが長くなりましたが、いよいよ以下から発表です。ユルーくいってみよー。

Science & Fiction

まずは大好きなジャンル「SF」から3本。映画はやっぱりSFよのう!今年もステキな作品たちと出会えて嬉しいかぎりです。

トゥモロー・ワールド

トゥモローワールド アルフォンソキュアロン

アルフォンソ・キュアロン監督が、『ゼロ・グラビティ』の前に撮った作品。

うんうん!この監督やっぱ好きだわ!この世界観のディストピア感たるや!

長回し、急展開、ごちゃごちゃ動く背景、などなど。なるほど『ゼロ・グラビティ』撮ったひとの映画だなあ、てのがナットクできるのも何だか嬉しかったです。

月に囚われた男

月に囚われた男

『トゥモローワールド』 (や『ゼロ・グラビティ』も!) もそーなんですけど、SFとゆう壮大になりがちなフォーマットで、チマチマと展開される作品て大好きです笑。

サム・ロックウェルの、ほぼ一人芝居。舞台劇のようなおはなしにウットリ。ケヴィン・スペイシーが声のみで演じているAI「ガーティ」もよかった!

感想エントリはこちら。▷ 月に囚われた男 (2009)【映画083】

猿の惑星:創世記〈ジェネシス〉

猿の惑星 創世記 ジェネシス

続編が今年公開。その予習がてらに観たんですが、こっちのほうがはるかに面白かったです。古いシリーズもまた見返したくなりました。

感想エントリはこちら。▷ 猿の惑星:創世記〈ジェネシス〉(2011)【映画】

Suspense

やはり大好きな「サスペンス」。映画にはサスペンスがなくっちゃ!

好きすぎるせいか、ついつい評価が辛くなってしまいますが、なかなかの「発見」があった2作品を選んでみました。

ア・フュー・グッド・メン

アフューグッドメン トムクルーズ

若いころのトム様が観たいなー、てことで鑑賞したんですが、ほかのキャストも名優揃いで高まりました。脚本もよく練られていて大満足。法廷サスペンスはやっぱり面白い!

型破りな若い弁護士、マジメだけどちょっと抜けてる女性弁護士、やる気なさそうに見えて実は熱い事務方などなど、キムタクのドラマ『HERO』と重なる部分も。

なるほどあちらは本作のオマージュが含まれていたのかな。ちょっとした発見でした。

感想エントリはこちら。▷ ア・フュー・グッドメン (1992)【映画】

アンノウン

アンノウン リーアムニーソン

後半の展開は完全に「あのシリーズ」で笑ってしまいましたが、全編に流れるヒッチコック・テイストにはかなりグッときました。

ジャウマ・コレット=セラ監督、ヒッチコックの正統な後継者じゃね?今年最大の発見といっても過言ではありません。

ブロンド美女ジャニュアリー・ジョーンズも美しかった!

感想エントリはこちら。▷ アンノウン (2011)【映画】

Love & Comedy

以前は何が面白いのかよくわからなかった恋愛ものですが、30歳を過ぎたあたりからジワジワと楽しめるようになってきました。

おっさんのぼくでもでもキュンキュンしてしまった (自分で言ってて恥ずかしいな笑) 、珠玉のラヴストーリーを6本ほど。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離〈ディスタンス〉

ビフォアサンライズ 恋人までの距離

ご存知「ビフォア」シリーズの1作目。

何気ない会話、流れるウィーンの街並、ふたりの微妙な距離感……。何が起きるってわけでもないのに、ずっと観てても飽きない不思議な映画です。良い退屈!(ぼくが考える「名作の条件」です) 。

続編もさっさと観よう。

once ダブリンの街角で

once ダブリンの街角で

個人的に今年は、食わず嫌いだったミュージカル映画を観はじめた年でもあります。

突然歌ったり踊ったりする、いわゆるコテコテのミュージカルはやっぱり苦手だなあ、てことがわかったんですが、中にはそーじゃない作品もある、てことにも気づかされました。何事も経験してみないとわからない!

本作もそんな「歌って踊らない」一本。ミュージカルとゆうよりは、ミュージシャンが主人公の音楽映画です。ドキュメンタリーのような映像が新鮮でした。

それにしても、音楽のチカラは絶大だなあ!そんなふうに思わせるセッションシーンは圧巻です。カップルがあんまりベタベタしないのもステキでした。

イエスマン “YES”は人生のパスワード

イエスマン ジムキャリー

ゾーイ・デシャネルといえば『(500)日のサマー』ですが、ぼくは本作のデシャネルのほうが好みです。ちょっと不思議系入ってるのはあいかわらずですが笑。

ヘルメットが超絶カワイイ!ミュンヒハウゼン症候群笑!音楽も良かった!そいや本作もある意味、音楽映画だな笑。

バカバカしいようで考えさせられるストーリーも、何だか深かったです。なのにあんまり考え込まずに観られるってゆう。サイコーです。

感想エントリはこちら。▷ イエスマン “YES”は人生のパスワード (2008)【映画】

(500)日のサマー

500日のサマー

そのサマーを観たのも実は今年。

カワイくてノリが良くて、センスも良くて自分を持ってて。うん、恋におちない男なんて、まずいないよね笑。

男には理解不能な女心を巧みに描いた、非モテ男子の恋愛あるある。女心?そんなもん、わかるかー笑!と思わず叫び出したくなってしまう、サマーの小悪魔ぶり。やっぱステキだ笑。

ところでマーク・ウェブ監督は、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーンといい、女のコをカワイく撮る名人なんじゃないかと密かに期待しております。

そんな彼なら捨てちゃえば?

そんな彼なら捨てちゃえば

『(500)日のサマー』が男版恋愛あるあるなら、本作はその女性版とでもいうべき群像劇。

くっついたり離れたり、単純だったり複雑だったり。共感できたりできなかったり。共感しすぎちゃってゾッとしたり。恋模様イロイロなラブコメの王道!

個人的には”非モテ”のジジ推しです笑。あとベン・アフレックのファンタジー感がスゴイ笑。ほとんど少女マンガの住人です。

感想エントリはこちら。▷ そんな彼なら捨てちゃえば? (2009)【映画】

人生万歳!

人生万歳! ウディアレン

今年はぼく的「ウディ・アレンデビュー」 (監督作品をはじめて観た、て意味で) の年でもあったのでした。ホント、さまざまな「出会い」があったんだなあ。

偏屈な天才物理学者と、家出少女のヘンテコな恋。て恋なのかこれ笑?いたるところ声出してゲラゲラ笑いました。

アレン版『素晴らしき哉、人生!』とでもゆうべき、大団円の幸福感よ!素晴らしかった!

感想エントリはこちら。▷ 人生万歳!(2009)【映画】

Japanese

劇場へ邦画を観にいくことはほとんどないのですが、古い作品には大いに興味があります。

どうもぼくには、「昭和の邦画」成分が足りていないみたいで、今年はそのあたりをせっせこ観ていたような気がします。

中でも特にグッときた6本を選びました。いずれも名作ばかり!

ゴジラ

ゴジラ 1954年

初代ゴジラ。ハリウッド版を観にいく前に、予習として鑑賞しました。

子供向けの怪獣映画と侮るなかれ。作品に込められた反戦・反核の精神には胸を打たれました。科学者がしっかりと描かれているのも嬉しかったです。

2016年には和製ゴジラが復活するのだとか。だいじょぶかな……。

感想エントリはこちら。▷ ゴジラ (1954)【映画】

十三人の刺客

十三人の刺客 1965

最近リメイクされた三池崇史監督版ではなく、オリジナルの古いほうです。

ところどころ何喋ってるかわからない昔言葉はなかなかにやっかいでしたが、ずっと観てるといつしか惹き込まれているとゆう、圧倒的なリアリティがあります。時代劇はやっぱこーでなくっちゃ!

片岡千恵蔵、嵐寛寿郎、里見浩太朗、丹波哲郎、……。みな画になります。水墨画のような構図にもウットリ。

クライマックスの大乱闘シーンは、その長さと迫力に圧倒されます。何やってんだかワケわかんないのに、わかるとゆう凄みよ!

飢餓海峡

飢餓海峡 内田吐夢

ものすごい映画を観てしまった……。観終わったあと、そんなふうにただただ呆然としてしまった、とんでもない映画です。

映像も展開もキャラクタも、何もかもがカンペキで、あっとゆう間の3時間半でした。何度でも観たくなります。

三国連太郎、左幸子、高倉健、伴淳三郎……。みな素晴らしい!途轍もない映画!て何だかスゴすぎて、巧く感想書けないや笑。また今度観直そう。

新幹線大爆破

新幹線大爆破

こちらも先ごろ亡くなった、高倉健さん主演作。

この時代の日本映画って、ハリウッドにも負けてなかったんだなあ。そんなふうに思わずにはいられない、超アクション大作です。

『スピード』の元ネタとゆうのはあまりにも有名。今観るとなかなか面白いんですが、公開当時は大コケしたんだとか。

たしかに後半は、広げすぎた風呂敷を畳むのに失敗しているよーなところもありますが (笑) 、そのあたりも含めて何とゆうか、良い意味での強引さを感じる映画でもあります。

もうひとりの健さん、宇津井健さんがカッコよかったなあ。そいえば宇津井さんも今年亡くなったんだった。昭和は遠くなりにけり。

感想エントリはこちら。▷ 新幹線大爆破 (1975) 【映画096】

悪魔の手毬唄

悪魔の手毬唄 市川崑

市川崑&石坂浩二の金田一は『犬神家の一族』があまりにも有名ですが、本作はそれ以上のデキで痺れました。このおはなしは原作もよくできてるんですよねー。

若山富三郎演じる磯川警部がよかったなあ。石坂金田一との再会シーン、事件の背景を説明する会話は凄まじい掛け合い。ずっと観ていたいと思える名シーンです。

感想エントリはこちら。▷ 悪魔の手毬唄 (1977)【映画093】

歩いても歩いても

歩いても歩いても

是枝監督は、何気ない日常を切り取るのが本当に巧い!家族あるある。

そんな楽しい会話の中に、フッと挿み込まれる怒りと哀しみ。笑ったと思ったらゾッとしたり。感情の振れ幅が心地よかったです!これも「良い退屈」が流れている映画!

Truth > Fiction

「事実は小説より奇なり」と言いますが、まるで映画の世界から抜け出してきたかのような出来事が、今年も相次ぎました。

世事との共通点に思いを致さずにはいられない、2014年の現実世界を切り取ったかのような3本はこちら。

ノー・マンズ・ランド

ノーマンズランド

第一次大戦勃発 (発端はサラエボ事件!) から今年で100年、ボスニア紛争終結からは来年で20年になるそうです。本作公開からは10年ちょっと。

ボスニア紛争を描いた映画ですが、年々きな臭くなる東アジア情勢を考えると、他人事とは思えずにゾッとします。

誰もいない中間地帯、ノー・マンズ・ランド。無人島 (ノー・マンズ・アイランド) を巡って睨み合いを続ける今の状況がどことなく似ていて、何とも恐ろしいかぎりです。

笑えるけど笑えない、いろいろ考えさせられる映画でした。今年観てよかった。

ニュースの天才

ニュースの天才

文系版STAP騒動とでもゆうべきおはなし。実話だそうです。

優秀な人々の中で、それほど優秀でもない人物がのし上がっていくにはどーしたらいいのか。主人公のそんな独白からはじまるオープニングが秀逸です。

生命科学とジャーナリズム。分野は全く異なるのに、騒動の構造 (病巣?) はどこか似ているように思えてなりません。

気遣いとユーモアで内輪からは愛されているけど、実は裏がある。そんなキャラクタをヘイデン・クリステンセンが怪演しています。

さすがは『スター・ウォーズ』でダークサイドに落ちたオトコ笑。これ狙ったキャスティングなのかなあ。

コンテイジョン

コンテイジョン スティーブンソダーバーグ

エボラ熱に揺れた2014年 (現在進行形なので、「揺れる」と言うべきか) 。夏にはデング熱なんてのも流行って軽いパニックになったのも記憶に新しいです。

本作は感染パニックを描いた秀作。ぼくの大好きな群像劇でもあります (オマケにこれまた大好きなマット・デイモンが出ている) 。

ひとの噂はウイルスよりも恐ろしい、てのが主題みたいですが、どーやってパンデミックを封じこめるのか、てのもわかりやすくてタメになります。

個人的には、奇しくも今年の正月、「2014年の1本目」として観た映画でもあります。何だか未来を予見していたみたいで、ちょっと驚いています笑。

感想エントリはこちら。▷ コンテイジョン (2011)【映画080】

さいごに

昭和の邦画やラブコメ、さらにはミュージカルなどなど、興味の幅は広がるばかり。この世はまだ観ぬ素晴らしい映画で満ちあふれていることよのう。

新しいジャンルの開拓は楽しいかぎり。たくさんの出会いに感謝です。来年は古いヨーロッパ映画にも手を出してみたいなあ。そして目指せ200本。

ここで紹介した映画は、いずれもDVD (あるいは動画配信など) で観られる作品ばかりとなっております。気になる作品があれば、お正月 (あるいはクリスマスなど冬休み) のお供にでもしていただければと思います。

さてさて、2014年劇場公開作のベストは、来週あたりに発表する予定です。お楽しみに〜。震えて待て笑!

おわり。じゃなくて、つづく。

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