チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 (2015)【映画】

      2015/02/23

“ちょびヒゲ”が世界を救う!?

チャーリーモルデカイ ジョニーデップ

『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 (Mortdecai) 』の試写会に行ってきた。ジョニデ主演のアクションコメディ、とゆうかキャラクタ映画とゆうかドタバタ喜劇とゆうか。まあ言うなればジョニデ映画だ。

本国での評判はイマイチだし、ジョニデ映画苦手だし (何で観にいったんだ笑) で、まったく期待していなかったのだが、存外面白くて、楽しく鑑賞することが出来た。ハードル下げといたのがよかったのかもしれない笑。

ちょびひげではない

三谷幸喜さんが最近の新聞連載 (エッセイね) で、本作のキャッチコピーにもなっているジョニデの髭のことをさして、「あれはちょびひげではない」とゆう趣旨のことを書かれていた。

“ちょびひげ”ってのはチャップリンとかヒトラーとか加トちゃんとかみたいなのを言うのであって、本作のそれは”カイゼル髭”と言うんだそうな。

それを”ちょびひげ”と言うなら、チャップリンのは”ちょびちょびひげ”になってしまう、と笑。言われてみれば確かにそうなんだよなあ。

“ちょびひげ”って言葉はキャッチコピーだけでなく、本編の字幕でも頻繁に登場する。ぼくは上述の三谷さんの記事を直前に読んでたもんだから、”ちょびひげ”って言葉が出てくるたびに、何だかイライラしてしまった笑。

まあ、ようやく生えてきた、生やしたての髭だからって意味で”ちょび”と言ってるのはわかるんだけども、何だかモヤモヤする。

ぼくの拙い英語力でセリフを聴き取ったかぎりでは、単なる”mustache” (ただの口ひげという意味) としか言ってなかったように思うのだが……。

ちなみに”ちょびひげ”は”little mustache”、カイゼル髭は”handlebar mustache” (両端が上がってて、自転車のハンドルみたいだから) と言うんだそうな。

もしかしたら”little”て付けてたとこもあったのかもなあ。それにしても、ねえ……。

下ネタだけど、下品じゃない

映画の中身は、極めてバカバカしい (褒め言葉ね笑) 。笑いの90%以上が下ネタだしね。エロとゲロ。ほとんど小学生レベルなんだけど、ついつい笑ってしまう。

下ネタのわりに、下品になりすぎてないのも絶妙なんだよなあ。英国貴族社会が舞台ってのが効いてるのかもしれない。貴族の気取った雰囲気だとか、バカ高い美術の取引なんかを嘲笑っているように感じるふしもあるけど。

そんなバカバカしい内容を、ジョニデはじめ豪華キャストが割と丁寧に演じているのもうれしい。みんな楽しそうなんだよね。濃いキャラなのに、嘘くさくならないギリギリのバランス感覚がサイコーだった。

ヒゲアレルギーのグウィネス・パルトロウと、もらいゲロしちゃうジョニデ笑とか、バカだよなあ (褒め言葉ね笑) 。

ちょっとしか出てこないけど、怪しげな富豪役のジェフ・ゴールドブラムも胡散臭さがサイコーだった。

ポール・ベタニー!

印象的なキャラクタ祭りのなかで、もっとも輝いていたのはダントツでジョック (ポール・ベタニー) 。

無敵の用心棒で機転もきいて主人 (モルデカイ) に忠実で、なおかつ絶倫笑。そして胃腸が弱い笑。それをコワモテ無表情のポール・ベタニーが演じてるんだからサイコーまくる。

車に轢かれても銃で撃たれてもへっちゃらとか無敵すぎてサイコーにカッコイイ。

これモルデカイ=ジョニデの映画つか、ポール・ベタニー映画だよもはや。なぜポスター (駅とかに貼ってあるやつ) に出てないのかナゾだわ笑 (まあ男女の配分とか見映えとかあるんだろうけども) 。

さいごに

伏線とかも特にないし、ところどころ何やってんだか理解できないところもあるけど、そんな枝葉は気にせずに、最後まで飽きずに楽しく観ることができる。アクションもけっこうちゃんとしてるしね。

筋がそこそこ複雑で、適度に頭も使わされるから飽きない、てのはあるのかもしれない。てまあ、追わなくても全然問題ないんだけど。

ちなみに一番理解不能だったのは (以下ネタバレ注意) 、ラストの絵画すり替え。あれ噂だけ流せば、別にすり替える必要なかったんじゃね?元の絵画も取り戻したかったってこと?どんだけがめついんだ笑。

笑えるしそこそこ頭も使うわりに、観終わった後ほとんど何も残らない、てのもけっこう好きなところ。

観てる間はサイコーにおかしいのに、終わって映画館出たら内容をすっかり忘れている、てのが良いコメディの理想。みたいなことを、以前どこかで三谷幸喜さんも言っていたしなあ。てちょっと違う気もするけど笑。

本作みたいなナンセンス・ドタバタ喜劇も、たまに観ると悪くない。なんてことも思ったりした。まあ、”ちょびひげ”ではないけどな!

おわり。

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作品情報

『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 (Mortdecai) 』。2015年アメリカ。デヴィッド・コープ監督。107分。

キリル・ボンフィリオリの小説「チャーリー・モルデカイ」シリーズを、ジョニー・デップ主演で映画化。ジョニー演じる口ヒゲをたくわえた美術商チャーリー・モルデカイが、イギリスの諜報機関MI5の依頼を受け捜索していた絵画に、世界中を驚愕させる財宝の謎が隠されていたことから、マフィアや国際テロリストも絡む争奪戦に巻き込まれていく。

via: シネマトゥデイ

主演 (兼製作) はジョニー・デップ。共演にグウィネス・パルトロー、ユアン・マクレガー、オリヴィア・マン、ジェフ・ゴールドブラム、ポール・ベタニーほか。2月6日公開。

あらすじ

うさんくさいちょびヒゲをたくわえたうんちく好きな美術商チャーリー・モルデカイ (ジョニー・デップ) は、イギリスの諜報機関MI5に依頼されたゴヤの名画の捜索に乗り出す。屈強な用心棒ジョック (ポール・ベタニー) と共に盗まれた名画の行方を追うが、その絵にはとんでもない財宝の秘密が隠されていることがわかり、マフィアや国際テロリストも絡む大争奪戦となる。

via: シネマトゥデイ

予告編

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』予告編 – YouTube

 -2010年代の映画 ,

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