シャレード (1963)【映画】オードリー・ヘプバーン最高傑作!

      2015/03/02

“シャレード”、それは謎解きゲーム。

シャレード オードリーヘップバーン

『シャレード (Charade) 』鑑賞。1963年アメリカ。スタンリー・ドーネン監督。113分。

レジーナ (オードリー・ヘプバーン) は友人とのスキー旅行の途中で離婚を決意するが、帰宅すると夫は死んでいた。さらに、夫が戦時中に3人の男と軍資金を横領したあげく、仲間をだましていた事実が発覚する。3人から脅迫を受けるはめになったレジーナは、旅行で知り合ったピーター (ケイリー・グラント) に助けを求めるが……。

via: 映画.com

オードリー・ヘプバーン主演のサスペンス映画で相手役はケイリー・グラント、なんて聞くといかにも軽いラブコメ調のおちゃらけサスペンスなのかと思っていたら、これがすんげーよくできててめちゃめちゃ面白かったー!何かちょっと小馬鹿にしててむしろごめんなさい笑。

もちろんオードリーとグラントの会話はコミカル (つかこっちがむしろメインか) だし、衣装のオシャレ感も素晴らしくて (ジバンシィ!) “オードリー映画”の枠にはちゃんと収まってるんだけど、それ以上にしっかりとミステリしてて“軽妙洒脱”という表現がこんなにピッタリくる映画も珍しい。

ケイリー・グラントがいかにも怪しげなのはまあ最初っからわかるんだけど、映画のかなり早い段階 (30分くらい?) で観客に正体が明かされて、あーこれオードリーだけ知らんで進むパターンかと思ったいらそれもあっさりバレて、以降ははなし (とゆうかグラントの正体?笑) が二転三転!クライマックスでオードリーが「もう誰が誰だかわからない!」て叫ぶあたりで「ホントそう!」と思わず膝を打つほどだった。

ケイリー・グラントの胡散臭さに尽きるなこの映画笑。ウォルター・マッソー (最後まで誰か気づかんくて、観終わったあとで「あー!」てなった笑) もだいぶいかがわしいけど、グラントの前ではちょっと霞んでしまう笑。どんだけ嘘くさいんだグラント笑。何とゆうか、ホントに味方なのかちょっと信じ切れない絶妙な軽さがあって、それが展開を読めなくしている。たとえばジミー・スチュアートだったらゼッタイ味方だってわかるんだけどね。今だったら誰かなあ。ジョージ・クルーニーとか?

グラントはオードリーと会うたびに名前が変わるんだけど、登場人物が少ないせいか複雑さは微塵も感じない。から会話に仕込まれたネタだったり、本筋とは関係ない部分にもイチイチ反応できて楽しい。「女は優秀なスパイ」とか「スパイのことをわれわれは“エージェント”と呼ぶ」とかセリフもオサレで印象的な上に、のちのネタふりにもなってたりしてホンっトによくできてる!サスペンスとコメディて、ちゃんと両立するんだなあ。

あとこれ、普通は殺されちゃう夫だったり、その真相を追いかけるグラントだったりを主人公にすればそれなりに面白いスパイ映画ができそうなところを、敢えて何も知らない未亡人をメインに持ってくるあたりも何気にスゴいなって思った。

おかげで普通のスパイ映画ではあまり描かれない、裏のドラマを覗いているような面白さを味わうこともできる。

パレ・ロワイヤルでの銃撃戦はロケーションを活かした見事なシーンだし、その後の劇場での攻防や、あるいは前の地下鉄追いかけっこも同様に素晴らしい。切手のトリックも鮮やかで、ミステリとしても一級品。ちょっと文句のつけようがない。間違いなくオードリーの最高傑作!

おわり。

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タイトルの意味

タイトルのシャレード (charade) とは、「 (みえすいた) うその芝居、みせかけ」という意味の英単語。ほかに「ジェスチャーゲーム」という意味もあるらしい。映画を観ればナットクの、これ以上ないオシャレなタイトルだ。

『ローマの休日』の10年後

オードリーはこのとき34歳。『ローマの休日』からは10年経っていてさすがにピチピチの若さはないけど、あいかわらずキュートで有閑マダム (とゆうか未亡人になるんだけど) っぷりがよく似合っている。いい歳の重ねかたしてるわー。

リメイク版

本作はわりと最近に (つっても10年以上前だけど) リメイクされている。ジョナサン・デミ監督ってことは、けっこうガチなサスペンスかな。

オードリー → タンディ・ニュートンてのはまあいいんだけど (だってオードリーに敵う女優なんてそうそういない。それにタンディ・ニュートン好きだし。つか未亡人役合いそう) 、グラント → マーク・ウォールバーグってちょっと違くねーか笑。マッソー → ティム・ロビンスはタイプ違うけど何かナットク。

モーリス・ビンダー

タイトルシークエンスもオサレで一気に惹き込まれた本作。ソール・バスかなと思ったらモーリス・ビンダーてひとだった。

参考 ▷ モーリス・ビンダー – Wikipedia

調べてみたら『007』のタイトルシークエンス (銃口の中をボンドが歩いてきて銃撃つ有名なやつ。ガンバレルシークエンスってゆうらしい) 作ったひとなのね!

著作権

本作は著作権が失われているらしく、Wikipediaでも全編観ることができる。

参考 ▷ シャレード (1963年の映画) – Wikipedia

よりいい画質 (?) で観たいかたは以下あたりから。

iTunesはこちら。▷ シャレード (字幕版)

 -1989年以前の映画 ,

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