古畑任三郎を久しぶりに観た!

      2015/03/18

大好きな『古畑任三郎』が再放送されていたので、録画して観ました。

観るのは十数年ぶりでしたが、若いころ何度も観たせいか、細かいセリフ回しも含めてわりと鮮明に覚えていました。

そんな懐かしさだけでも十分楽しめたんですが、他にも新たなハッケンもあったりして、改めて観てよかったです。

あ、ちなみに今さらですが、『古畑任三郎』をご存じないかたは、Wikipediaあたりを参照ください。あとちょっと調べたら以下のサイトもかなり参考になったので、勝手にリンクを貼っておきます。

参考 ▷ 古畑任三郎事件ファイル-全43エピソード徹底解析

今回観たのは第2シーズンの3・4話、犯人ゲストが草刈正雄さんの「ゲームの達人」と、木村拓哉さんの「赤か、青か」です。つか古畑役の田村正和さんも含めて、二枚目スター共演祭りですね。ちなみに今泉役の西村雅彦さんも、おデコを抜きにすればわりと二枚目だと思っています笑。

ぼくは全43作をいずれも複数回観ているほどの『古畑〜』ファンですが、今回観た2作は特に好きで、古畑の中でも屈指の名作じゃないかと思っています。

「ゲームの達人」はミステリとしてとてもよくできた王道路線、対して「赤か、青か」はちょっと変化球的ながらも、実によくできたサスペンスです。

『古畑〜』は何といっても三谷幸喜さんの脚本が素晴らしいです。「ゲームの達人」の事件編なんて、今回改めて観て舌を巻くほどでした。トリックも関係性もわりと複雑なのに、まったくムダがない。説明的なセリフもほとんどなくて、会話が実にスムースです。映像やちょっとした動作でさりげなく説明されていて、ちゃんとわかるようになっているのがスゴイです。ヒッチコックの映画みたい。

あとわりとビックリしたのは、放映されたのが1996年1月と出ていて、もうかれこれ20年近く経ってるんですね。リアルタイムで観てましたけど、当時ぼくはまだ中学生、これ意味わかってたのか怪しいな笑。

最近はTVドラマを観ることなんてほとんどなくなってしまいましたが、たまに観ると演技も演出も脚本もあまりに説明的すぎてイヤになることが多いです。そーゆうドラマしか観ていないひとたちからすると、古畑は意味がわからないのかもなあと、逆に不安になってしまいます。当時のTVドラマって、クオリティ高かったんだな……。

ちなみに今日観た2作は犯人役以外もわりと豪華で、「ゲームの達人」には藤村俊二さんと松金よね子さんが、「赤か、青か」には白井晃さんが出てきます。

あと草刈さんの乾もキムタクの林もわりと極悪非道とゆうか、ゲーム感覚で人を殺すようなヒドいキャラクタなんですが、おふたりとも持ち前のハンサムさでそのあたりをうまく包み込んでいらっしゃいますてゆうかキムタク若い笑。

特に「赤か、青か」の林は、古畑がシリーズ唯一の衝撃的な行動に出るほどのクソ野郎なんですが、あまり不快には感じないから不思議です。やぱ美人て徳なんだな笑。

あと前述したように「赤か、青か」はミステリというよりはサスペンスなんですが、カット割りやテンポによる煽りかたが完璧で、オチを知っているのに何度観てもドキドキしてしまう巧さがあります。

それと第2シーズンは今泉に災難が相次ぐんですが (容疑者にされたりとか) 、「赤か、青か」における今泉の使いかたは絶妙すぎるほどに完璧です。コメディ要素を担いつつもストーリーのキーマンとして立ち回るという、ほとんど主役と言っていいほどの働き。これ今泉を観てるだけでも十分楽しめる作りになっています (後に三谷さんも著書 (とゆうかインタビュー集 ▷ 『三谷幸喜 創作を語る』) で「このエピソードが今泉のピーク」と語っています) 。

あと何気にすごいと思ったのは、解決編なんか含めてわりと古畑が喋ってるシーンが多いので、ゲストのセリフってわりと限られるんですが、その中でもちゃんと人物をしっかりと描けているあたり、さすがです。「ゲームの達人」の草刈さんなんて微妙な仕草にもちゃんとキャラクタが宿っていて、古畑=田村さんとの演技対決にイチイチ惚れ惚れしてしまいました。

第2シーズンて、この「ゲストとの対決」感を保ちながらも、ミステリ (あるいはドラマやサスペンス) としても上質で、ホントに良作が多いです。

今回観た2作以外でぼくの好きな作品を挙げると、唐沢寿明さんの「VS. クイズ王」、山城新伍さんの「魔術師の選択」、鈴木保奈美さんの「ニューヨークでの出来事」あたりですかね。大変化球で言うと、風間杜夫さんの「間違われた男」も、実に三谷さんらしいコメディで大好きです笑。いずれもこれから再放送されるので、未見のかたはぜひ一度観てみることをオススメします。

ちなみについでなんで、他のシーズンからも好きな作品を挙げておきます。

第1シーズンだと、坂東三津五郎 (当時は八十助) さんの「汚れた王将」や、桃井かおりさんの「さよなら、DJ」あたりがお気に入りです。第1シーズンて、今観ると全体的にハードボイルドタッチなんですよね何でだろ。ほとんど犯人と古畑の対決って感じが強いからかな。今泉もあくまで添え物って感じですし。

逆に第3シーズンになると、西園寺 (石井正則さん) や花田 (八嶋智人さん) といった脇役キャラが増えすぎちゃって、ちょっと発散気味です。だから好きな作品もグッと減っちゃって、福山雅治さんの「完全すぎた殺人」くらいです。ちなみにこの福山さんは今観るとガリレオにしか見えなくて、湯川が殺人犯になってるみたいな、ちょっと別の意味での面白さもあったりします。

スペシャル版だと陣内孝則さんと水野真紀さんの「笑うカンガルー」、緒形拳さんの「黒岩博士の恐怖」、石坂浩二さんと藤原竜也さんの「今、甦る死」あたりも好きです。

つか意図したわけでもないのに、好きな作品の犯人の職業がわりと理系で、ぼく自身がかなり驚いています笑。やぱ好みに出るのかな。理系じゃなくても「汚れた王将」はやたらと”論理的”だし、「ゲームの達人」とか「VS.クイズ王」あたりはムダ知識が豊富なキャラクタ、てあたりが好みのよーな気がします。「今、甦る死」は、完全に金田一好きだから、だな笑。

気になるかたはDVDででも観てみてください。どの作品も面白いので、見出すと止まらなくなります。好きな作品以外も、また観てしまいそうで怖いなあ笑……。

おわり。

 -映画その他

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