ジヌよさらば〜かむろば村へ〜 (2015)【映画】ひょっとして政権批判?

      2015/06/06

1円も使わないで生きていく!

ジヌよさらば かむろば村へ 松尾スズキ

『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』の試写会に行ってきました。

人気漫画家いがらしみきおの「かむろば村へ」を基に、お金アレルギーになり東北の寒村に移り住んだ元銀行員が、お金を全く使用しない生活に挑むさまを描くコメディー。劇団「大人計画」を主宰する俳優の松尾スズキ監督と『舟を編む』などの松田龍平が、『恋の門』以来となるタッグを組む。主人公を取り巻くくせ者ぞろいの村人たちには、『夢売るふたり』の阿部サダヲと松たか子、『ヒミズ』などの二階堂ふみ、ベテラン西田敏行ら豪華キャストがそろう。

via: シネマトゥデイ

つー内容で、4月4日公開です。劇場で邦画を観るのは『まほろ駅前狂騒曲』以来でした。あちらも松田龍平さんでしたね。すっかりファンみたいだな笑。

感想!

銭 (ジヌ) を使わないで生きていく、て内容から、『365日のシンプルライフ』みたいなコメディを想像してたんですが、だいぶ趣きが違いました。

どころか、タケ (松田龍平) は主人公ですらないとゆうか、これほとんど村長 (阿部サダヲ) が主人公みたいなおはなしで、タケがお金を使わないって設定は後半だいぶカンケーなくなってしまいます。

お金恐怖症のわりには最後のほうけっこう平気でお金を触りまくってるし、何だかルールもいいかげんです。あんまり設定が活かされていない……。

「大人計画」の笑いも、今回はあんまりハマりませんでした。『あまちゃん』はわりと好きだったんだけどなあ。何だか本作は笑いの挿みかたがムリやりとゆうか過剰とゆうか、単に悪ふざけをしてるだけみたいに映ってしまったのがちょっと残念でした。毒気のある笑いは元来あまり得意じゃないんですが、ついつい「笑わされてしまった」りもして、何だか癪でした笑。

ただ、いわゆる「笑い待ち」の間 (ま) はかなりしっかりととっていて、丁寧に作られている印象を受けました。このあたりは舞台人特有の感覚なのかもしれません。

お金とゆう経済のはなしを絡めつつ、じわじわと政治的な話題にシフトしていく流れもかなり意外でした。これひょっとして政権批判なんじゃね?とも感じましたが、如何せん展開がヤケクソすぎてあんまりフォローできませんでした笑。

村の助役伊吉 (村杉蝉之介) が隣町の議員 (皆川猿時) にライフルを向けながら言う「弾が入ってなくても怖いだろ。あんたのやってる政治は、つまりこーいうことだ」て台詞には思わずハッ!とさせられたなあ。

あと印象的な台詞でゆうと、村の神様なかぬっさん (西田敏行) の「必ずなんとかなる!思い通りではないかもしれないけれど」てのも妙に心に残っていて、何気に良い言葉だったんじゃないかと思ってたりします (劇中では「普通だな」て言われてたけど笑) 。

あと良かったところとゆうと、松たか子さんの明るい艶っぽさと、「三谷幸喜ディナーショー」(笑!) くらいかなあ。それ以外は文句みたいな感想しか浮かんでこないので (笑) 、短めですがこれくらいでやめておきます。

クライマックスで天からザリガニが降ってくるシーンは、大好きな『マグノリア』みたいでわりと好きでした。

おわり。

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オマケ

原作

原作は、いがらしみきおさんのマンガ「かむろば村へ」。全4巻。2007年頃に描かれた作品だそうです。

kindleに1巻の期間限定無料版があったので、試しに読んでみました。

やはり原作のほうが流れが自然で読みやすかったです (映画オリジナルのギャグが、やぱいろいろ歪めてんだなあ) 。つか1巻でわりと映画の半分くらいまで進んじゃったんですけど、あとの3巻はどーなってんのか、ちょっと気になります。

あと全然関係ないんですが、映画観ながらこの本の存在を思い出しました。未読なので内容は知らないんですが (存在を思い出した、てのはそーゆう意味です) 、映画でも電気使わない暮らしってのが出てきたりして、わりと似たところがあるのかなと思いました。近いうちに読もう。

『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』作品情報

『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』。2015年キノフィルムズほか。松尾スズキ監督・脚本・出演。121分。

主演は松田龍平。共演に阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、片桐はいり、村杉蝉之介、伊勢志摩、モロ諸岡、荒川良々、皆川猿時ほか。4月4日公開。

公式ページ ▷ 映画「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」公式サイト 2015年4月4日公開!

あらすじ

お金アレルギーになってしまった銀行マン高見武晴 (松田龍平) は会社を辞め、お金を使わない生活をすべく東北の寒村に移住。そこには謎めいた過去を持つ世話焼きな村長 (阿部サダヲ) や、自ら神と称し周囲から人望のある老人 (西田敏行) など、強烈な個性を持つ村人たちがいた。一筋縄ではいかない彼らと向き合い自給自足の生活を目指すうちに、高見の生活は予期せぬ展開を見せ……。

via: シネマトゥデイ

予告編

映画『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』予告編 – YouTube

 -2010年代の映画 ,

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