重力の秘密@コスモプラネタリウム渋谷

      2015/07/01

『重力とは何か』[感想] などの著者、大栗博司先生監修の「重力の秘密」を観に、渋谷のプラネタリウムに行ってきました。

コスモプラネタリウム渋谷

プラネタリウムなんて一体何年ぶりでしょう。子どものころ行った記憶はありますが、大人になってからは、たぶんなかったと思います。ざっと20年ぶりってところでしょうか。

コスモプラネタリウム渋谷

行ってきたのは「コスモプラネタリウム渋谷」です。その名の通り、渋谷の片隅にあります。桜丘の急な坂道 (桜通りというらしいです) を上っていった先にある「渋谷区文化総合センター大和田」というビルの、12Fに入っています。施設の [公式ページ] によると、駅から徒歩5分と書かれています。まあ、だいたいそれくらいです。

ロビーに着いたら、まず券売機で観覧チケットを購入しておきます。上映時間によってプログラムが違うので、観たいやつを選びましょう。

何だかラーメン屋さんみたいですね。

コスモプラネタリウム渋谷 券売機

上映時刻ギリギリに着くと、すでに満席なんてこともあるみたいです。先に行って、券だけ買っておくといいかもしれません (ぼくはそうしました) 。ちなみに、全席自由席です。券を買うタイミングとは関係なく、開場直前 (15分前から入れます) に改めて並んだ順番に入るシステムでした。

さて、あらかじめチケットを買いにきたこのときは、ちょうど別のプログラムが上映されている最中だったらしく、ロビーはとても空いていました。いろいろと展示物があったので、この隙に観ておくことにします。

望遠鏡や隕石などの実物 (あるいはレプリカ) 展示。

コスモプラネタリウム渋谷 実物展示

今回観た「重力の秘密」の主人公のひとり、ガリレオ・ガリレイの写真も見えますね。

これと逆サイドの壁には、ポスター展示。

コスモプラネタリウム渋谷 ポスター展示

膨張宇宙やマイクロ波背景放射、インフレーション理論などなど、「重力の秘密」の”先”のおはなしを学べるようになっています。

「重力の秘密」後半の主人公、アインシュタイン。

コスモプラネタリウム渋谷 アインシュタイン

一般相対性理論の、重力場の方程式 (アインシュタイン方程式) も書かれています。

元素周期表もありました。こーゆうの見ると、ちょっとうれしくなってしまいます笑 (大学では化学専攻でした。数式よりも、こちらのほうが断然落ち着きます) 。

コスモプラネタリウム渋谷 周期表

お隣にはリアルな周期表も!

コスモプラネタリウム渋谷 リアル周期表

カールツァイスIV型プラネタリウム投影機

ビルの2Fには、旧式 (?) の投影機が展示してありました。東急文化会館 (跡地には今、ヒカリエが聳え立っています) の五島プラネタリウム [Wikipedia] で、2001年まで稼働していたそうです。

巨大!

コスモプラネタリウム渋谷 カールツァイス投影機

今思ったんですが、比較で横に立っておけばよかったですね笑。イマイチ巨大さが伝わらないような笑……。

ひとつひとつの部位が、何を映しているかの説明図。

コスモプラネタリウム渋谷 カールツァイス投影機 説明

何だかSF映画に出てくるメカっぽくてかっこいいです。変形して戦いそう。実際どんなふうに動いていたのか気になります。

スペックや歴史はこんな感じ。

コスモプラネタリウム渋谷 カールツァイス投影機 スペック

ちなみに、コスモプラネタリウム内の投影機はコニカミノルタ製で、もっとずっと小さかったです。んでも映せる恒星数は多かったような……。何となくデカいほうが「強い」のかと思っていましたが、よくよく考えるとこういう機器は小型化するほうがタイヘンなんですよね。デカいのは古い、てことなのかな?

重力の秘密

今回観てきたプログラムは「重力の秘密」です。

コスモプラネタリウム渋谷 重力の秘密

『重力とは何か』[Amazon] などの著書で知られる大栗博司先生 (カリフォルニア工科大学教授 / 理論物理学研究所所長など [先生のブログ] ) 監修、てのは冒頭にも書きましたね。

ちなみにぼくが観にいった当日、先生は青山で一般向けの講座を開催されていたようです。わりと近くにいたのですね。ニアミス笑!

まずはプログラムとは関係ない、今日の星空解説 (いわゆる”プラネタリウム”です。全プログラムに共通?なのかな) を25分やったあと、「重力の秘密」の映像が25分流れる、という構成でした。

「重力の秘密」は、われわれ人類が「重力」というものをどう捉えてきたかの歴史を、コンピュータグラフィックスで紹介していく内容でした。

アリストテレスの四元素からはじまって、ガリレイによる落体の実験とニュートンの万有引力で古典力学を、さらにはアインシュタインの一般相対性理論までを、だいぶ駆け足で説明していきます。『重力とは何か』でいうと、第3章まで (全8章中) の内容です。

大砲の弾と地表の曲率との関係から、月が「落ちてこない」理由を説明したり、あるいは3次元空間の歪みを視覚的に表現したりと、なかなか見ごたえがありました。

が、暗闇の中で1時間近く横になっていたので (座席のリクライニングで、寝転がってほぼ真上を見る感じです。プラネタリウムってどこもそうでしたっけ笑?) 、最後のほうはちょっとウトウトしてしまいました。ナレーションが眠気を誘う……。

前半の星空解説では、館員のかたがその場でしゃべってくれていたからか (活弁士みたいですね!) 、眠たくなることはありませんでした。重力のはなしも生解説で聞きたかったなあ笑。

ちなみにその星空解説もかなりよかったです。星座のはなしって、今までわりと興味なかったんですが (笑) 、あれは夜空の場所を特定するための、先人の知恵なんですね。北極星や惑星の探しかたなんかがわりと面白かったです。

そもそも重力を「発見」する端緒となったケプラーやガリレイの研究は、星々の運動を観察することからはじまりました。かれらもこの星空を眺めていたのかと思うと、ちょっと感慨深いものがあります (まあぼくが見たのはプラネタリウムですけど笑) 。

そー考えるとこのプログラムの、天体観測から重力のナゾへと掘り下げていく流れはなかなかよくできているなあ、なんてことを思ったりもしました。(うまく繋がった笑!)

オマケ

終わったあと渋谷のまちをブラブラしていたら、プラネタリウムの屋根が外から見えました。

コスモプラネタリウム渋谷 銀座線

中央付近にある、まあるい建物です。銀座線とのコラボもステキ!

写真には写っていませんが、ヒカリエの横に月が出ていて「おーホントにプラネタリウムで見たのと同じとこに出てる!」と密かに心躍りました。まあ空は曇ってたので、星はまったく見えなかったのですが笑。


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