EURO2012はレフェリーの数にも注目だ!サッカーのレフェリングの話。

      2014/02/14

EURO2012が開幕しました。

僕は今のところ「オランダ×デンマーク」を長めのダイジェストで、「ドイツ×ポルトガル」、「スペイン×イタリア」をフルタイムでそれぞれ観戦しました。

最初っから飛ばして観戦すると決勝まで持たないかもなので、前半は試合数をセーブしようと思っていたのですが、すでに2.5試合くらい観ちゃってます。やっぱりどの試合も面白いのでハマっちゃいます。EUROに外れなしはホントです。

審判多くね?

今大会、僕が最初っから通して観たのは「ドイツ×ポルトガル」。

どの試合もそうですが、入場から国歌、選手同士の握手、コイントスという流れで試合に入っていきます。サッカー中継で一番テンション上がるところですね。

そのコイントスのところでは、両国のキャプテンが審判団と、ヨロシクって感じでそれぞれ握手です。ここも結構好きなシーンです。

いつも通りの流れなので、ラームとロナウドかっけーなあなんて思いながらボーっと観てたんですが、何か違和感が……。なんだろ?

あれ?何か審判の数多くね?

通常の審判団は4人

サッカーの試合では4人の審判団がゲームをジャッジします。

ピッチ上で選手と一緒に自由に動き回る1人の主審、オフサイド等を判定する2人の線審 (左右のサイドに1人ずつね)、ピッチサイドで選手交代などを扱う第4の審判の合計4人。

この審判団の人数というのはどの国、リーグでも共通しています。たぶん。

それでコイントスのときには「第4の審判」を除く3人が出てきて選手と握手をします。

ところが今大会のEUROでは、いつもよりちょっと人数が多いような…。なんか5人くらいいる!握手するのたいへんそう!

ペペのシュート

増えたレフェリーの謎が解けたのは前半終了間際。

ポルトガルのペペが放ったシュートがクロスバーを直撃、ボールが真下に落ちました。地面にワンバウンドしてゴール外へ。それをドイツDFがクリアして事なきを得たんですが、今のってゴールライン割ってたんじゃね?

思い出されるのは2010年W杯南アフリカ大会。決勝トーナメント1回戦のドイツ×イングランド。

イングランドのフランク・ランパードが放ったシュートが、今回と同じようにバーを叩いて明らかにゴールラインを割ったのに、ゴールと認められなかった大誤審。

またかよ、しかもまたドイツかよ。と思ったところでスロー映像。

よーく見ると、今回のペペのシュートはゴールラインの真上に落ちてる!ボール全部がラインの内側に入らないとゴールではないので、つまりこれはゴールじゃない!ジャッジ正しかった!

よく見てたなあ線審と思ったんですが、別角度からのスローをもう1回見てみると、あれ?ゴールのすぐ横にもう1人審判がいる!主審でも線審でもない人が!

これが増えた審判の正体だったんですね。

ペナルティエリア内のジャッジ

ゴール判定やペナルティエリア内をより厳しくジャッジするための審判。

サッカーはどのスポーツよりも得点の重要性が高いボールゲームです。1点が試合の行方を大きく左右します。

なのでゴールの判定はちょー大事。例に挙げたような誤審があるとそれこそややこしいし、プレーする選手にも観る我々にもモヤモヤしたものが残ります。

しっかりジャッジして欲しいところですが、審判も人間なので限界はあります。間違えることもある。

かといって機械による判定が良いかというと、それはそれで興を削ぐ部分もあるのでなかなか難しい。

今大会の「人数を増やす」というのは1つの良い解決策になるかな、という気がします。

ちょー近くで見てますし、間違える可能性はグッと低くなるでしょう。ペペのシュートを正しくジャッジできたのが何よりの証拠だと言えます。

大陸別の大会は新ルールの試験の場

サッカーのルール、レフェリングというのは変わっていないように思われがちですが、実はちょっとずつ改良されています。

選手の能力や戦術は日々進化しているので、プレースピードは飛躍的に速くなっていますし、それにともなってプレー数も増加しています。

進化したプレーに対応するためには、レフェリングも改良されなければなりません。

個々のレフェリーだって技術を上げるために日々努力を重ねていますし、システム全体としての改善もしばしば試みられています。

そして実は、そういった新ルールが試験的に運用されるのが、EUROなどの大陸別の選手権なのです。

例えば昨年行われたコパ・アメリカでは、FKの際に守備側の選手が作る壁の位置を、主審がスプレーで線を引いていました。

南米の選手は狡賢いので、壁を作っても攻撃側が蹴るまでの間にジリジリと前に出てきてしまいます。それを防ぐためのもので、一定の効果があったように思います。

「スプレー」は半分くらい笑い話みたいな感じですが、今回のEUROで実施されている「審判団増員」はかなり良い試みではないでしょうか。

一定の成果が得られれば、その他の国際大会でも導入される可能性があります。是非とも成功させて、前向きに検討する価値を示してもらいたいところです。

EURO2012、選手のプレーのみならず、レフェリーにも注目して観ると、より深い楽しみ方が出来るかもしれません。

追記 (2012/06/12)

「UEFA主催大会では結構前から追加副審がいる」というご指摘を頂きました。

気になって調べてみたら、こんな感じだそうです。

EURO 2012で追加副審を導入へ – UEFA.com

副審を2人追加する制度は、2008年秋のUEFA U-19欧州選手権予選で初めて試験導入された。その後、IFABがプロレベルでもこの試みを続ける許可を出したことで、FIFAとIFABの承認を受けたのち、2009-10シーズンのUEFAヨーロッパリーグで試験運用が行われた。

その後チャンピオンズリーグなどでも導入されてるとか。それにしても2008年て、かなり前からですね。

ご指摘ありがとうございました!

 -Sports

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