MIT白熱教室【TV】これが物理学だ!

      2014/02/14

正月明けスタート。まずはガリレオから。

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マサチューセッツ工科大学 (MIT) のウォルター・ルーウィン教授による「物理学」の講義が、『MIT白熱教室』と題してNHK・Eテレで2013年1月5日から放送される。「白熱教室」シリーズはこれまで哲学や経営学など、文系寄りな講義ばかりだったが、今回は待望のド理系。今から楽しみだ。

NHK MIT白熱教室

放送内容はNHKのHPで見られるが、各回のタイトルと放送予定日をここにも書いておく。

全8回でいずれも土曜日、放送時間は第1〜4回が16:00〜16:59、第5回以降は16:00〜16:54。

2013年1月5日 第1回 「ガリレオは本当に正しいのか? ~重力とエネルギー保存の法則」

2013年1月12日 第2回 「電車でジャンプしてもそのまま着地する理由」

2013年1月19日 第3回 「電気はどうやって作るのか?」

2013年1月26日 第4回 「空はなぜ青く 夕焼けはなぜ赤いのか?」

2013年2月2日 第5回 「完璧な虹を見る方法」

2013年2月9日 第6回 「音に秘められた驚きのパワー」

2013年2月16日 第7回 「神はサイコロを振らないのか? ~量子力学と不確定性原理」

2013年2月23日 第8回 「星はどう生まれ どう死ぬのか?」

タイトルから想像する限り、扱うのは力学、電磁気学から量子力学や宇宙物理学までとかなり幅広い。おそらく日本でいうところの教養課程、1年生向けの講義なのだろう。決して簡単な内容ではないと思うが、どのようにやさしく噛み砕いて説明してくれるのかという点にも注目して観たいところ。

僕は知らなかったのだが、ルーウィン教授の講義はオンライン上でもかなり人気の高い名物講義らしく、youtubeやiTunes Uなどでも見ることが出来るらしい。

講義の書籍版にあたる『これが物理学だ!』を僕は今読んでいるところで、これがとっても面白い。というか早く映像でも観たい!と思わずにはいられない。

物理学は実験科学、いっくら式を説明されたところで、実際に見てみないことには納得できない部分も多い。百聞は一見に如かず、である。

しかも、より感情を伴っている方が記憶にも定着しやすいというものだ。ルーウィン教授の講義はきっと感動させてくれるに違いない、というのは本の見返しを開けば明らか。振り子の周期を表す式が正しいかどうか検証するために、自らが振り子となるのだから。

振り子にぶら下がった状態で、反応時間を増やすことなくタイマーを止めるのはたやすいことではない。しかし、わたしは何度も練習してきたから、±0.1秒の誤差で計測できるという確固たる自信を持っている。学生たちに声を出して回数を数えてもらい__そして、ぼやいたりうめいたりする滑稽な姿を笑ってもらい__ながら、10回の振動を終えてタイマーを止めると、45.61という数字が表示される。4.56±0.01秒の周期だ。「これが物理学だ!」わたしが叫び、学生たちは熱狂する。

via: P95, 第3講 息を呑むほど美しいニュートンの法則

バカだ。なんてバカなんだ。

もちろんここでの「バカ (crazy)」は最大級の褒め言葉である。

物理学はこの自然界を説明する学問分野であるにもかかわらず、導かれる法則が直感に反していることが実に多い。ニュートンの法則でさえ直感に反している。そんな物理学を「理解」し、さらに「体感」させるには、これくらいクレイジーでなくっちゃ。

秀でた額に、白髪交じりのぼさぼさの髪、眼鏡、そして、ヨーロッパのどこと特定できないかすかな訛りは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でクリストファー・ロイドが演じたブラウン博士__熱情的で、偏屈で、やや浮世離れしたところのある科学者兼発明家__にちょっと似ていなくもない。

via: P9, 講義紹介 脳みそをわしづかみにする物理学の授業 ウォレン・ゴールドスタイン

振り子の実験はほんの序の口。21世紀のMITに現れたドクに、脳みそわしづかみにされちゃいましょう。

 -その他の読書

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