96時間 (2008)【映画】

      2014/10/31

父の愛が、パリの街を暴走する。

エッフェル塔

photo credit: Nicolas Fleury via photopin cc

リュック・ベッソン製作のアクション映画『96時間』を観ました。ピエール・モレル監督。リーアム・ニーソン主演。

TV放送されたのを録画しといたやつです。何も考えないで観れて、それなりに楽しめて、スカッとできるフレンチアクション、最高です。

ストーリー

17歳のアメリカ人少女キム (マギー・グレイス) が、友人と訪れていたパリで何者かに誘拐された。事件発生時にキムと携帯電話で話していた父親のブライアン (リーアム・ニーソン) は、元秘密工作員の知識と行動力で犯人グループの身元を割り出し、娘を救出するために単身パリへ向かう。

via: 映画.com

予告編はこちら。

タイトルの『96時間』とは、「誘拐事件の被害者を無事救出するための猶予期間」という意味です。

その割には時間をそんなに気にしてないというか、どれくらい時間が経過してるのか、てのがちょっと分かりにくかったかなあという気がします。

まあ原題は「Taken」で「誘拐される」的な意味合い (?たぶん) なので、それほどこだわってないのかもしれません。

シーンごとに残り時間とか出たら面白いのになあなんてちょっと思いましたが、それこそ『24 -TWENTY FOUR-』のパクリになっちゃいそうですしね。

そういえばフランス映画ってけっこうシンプルな原題が多い気がします。『あるいは裏切りという名の犬』とか、原題じゃ何のことかさっぱりわかんないし、ちょっと味気ないもんなあ。

追跡手法が楽しい

アクション映画としてはとてもオーソドックな感じだなあと思います。いろいろわかりやすいです。

ストーリー読んだだけだととてもチープな感じ、てのはどのアクション映画もだいたいそうですが、まあ背景なりアクションなりにそれなりの正当性や納得感があればいいかなあと思っています。

本作もちょっと設定に無理な感じはありますが、サスペンス性とスピード感があるので違和感みたいなものはほとんど感じずに観ることができます。特に「コト」が起こってからはテンポもいいですし、緊張感も持続するので楽しいです。

アクションパートよりも謎解き部分が楽しめます。

誘拐された娘さんや犯人グループの残した手がかり、とも言えないくらい微細な情報断片を頼りに確信に迫っていく手法は、よくできてるなあという感心の連続で、スパイ映画のような感じもします。

「元秘密工作員」てのはつまりはスパイのことなんで、言ってみれば当たり前なんですが。

リーアム・ニーソン最強

リーアム・ニーソンてあんまりアクションのイメージなかったんでどうかなと思ってたんですが、なかなかイイ感じでした。

電話で犯人を脅すシーンや、それが伏線になっててグループの中心人物を特定するシーンとか、まさにハイライト。めちゃくちゃカッコいいです。

冷徹な感じのする表情はかなり怖いですし、頑固親父っぽい感じもうまく出てます。ハマり役。

ほとんどピンチらしいピンチもなく、ほぼ無傷でバタバタやっつけてく感じはかなり清々しくてスカッとします。最強です。

続編への伏線てわけでもないけど

そんなん言ったら元も子もないんですが、初の海外旅行で誘拐されるこの娘ってかなり運悪いよなあと思います。

けどその娘の親父が元工作員とか、誘拐した犯人グループも逆にどんだけ運悪いだよという感じもします。

敵は憎き悪党どもとはいえ、かなり残忍にやっつけますし、何か「悪者側の論理」なんてあったもんじゃねえというか、共感はできる訳ないにしてももうちょっと「そっち側の主張」めいたものもあってもよかったかなあという気もしました。

そしたら続編の『96時間/リベンジ』は、その「敵側の論理」が発端になってるっぽいです。

本作で殺された悪党の「親」が復讐にやってくる、て話みたいです。なんつーかここにもある意味「親子愛」笑。

つかこれどうやって続編つくんだよまた娘誘拐されるとかはさすがに無理あるだろ、なんて思ってたんですが、なるほどそーゆう続け方はうまいこと考えたなあと思います。

悪者側の心情とかもちゃんと考えてんだなあというのは、何かちょっとホッとしました。

今度はとーちゃんかーちゃんの方が誘拐されるっぽいです。ずげー発想の転換ちょっと観たい。DVD (&ブルーレイ) がもうすぐ (2013/5/2) リリースされるぽい。借りてこようかなあ……。

 -2000年代の映画 , ,

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