松井秀喜に学ぶ自分自身をコントロールする方法

      2014/02/14

僕が「松井すげえなあ」と思うところ。

松井秀喜

photo credit: Joe Shlabotnik via photopin cc

国民栄誉賞

松井秀喜さんが、長嶋茂雄さんとともに国民栄誉賞を受賞しました。

選考基準が曖昧だとか、受賞には賛否両論ありましたが、まずはめでたいなあと思います。

僕としては「国がわざわざ表彰しなくてもいいんじゃないかなあ」という気持ちはあります。

受賞しようがしまいが、お二人とも日本プロ野球の歴史が続く限り、永久にその名が刻まれる偉大な野球人であることは間違いないと思うので。

それでもやっぱり「ああよかったなあ」と思うのは、お二人の人柄が素晴らしいからだろうとも思います。悪く言われることがほとんどないのが松井でありミスターです。そういう意味では、納得の受賞なのかもしれません。

せっかくなので、「僕が思う松井のすごいとこ」てのを考えてみようと思い、このエントリを書いています。お二人の授賞式の中継を横目で観ながら。

あ、ちなみにというか、多くの野球ファンもそうだと思うんですが、マツイに「さん」を付けるのは僕的に何だかとっても違和感があるので、以下では失礼ながら敬称略で「松井」と書きます。

5打席連続敬遠

「王求は、王になるの? 王様なの? だから、敬遠されるのかな?」

「どういう意味だ」

「敬遠って、そういう意味でしょ。『敬って遠ざける』『避ける』って。王様は、みんな敬遠されるに決まってる。

via: P223, あるキング (伊坂幸太郎)

松井と言えばまず思い出されるのが、夏の甲子園での5打席連続敬遠です。

プロ入り前の高校時代から国民的なスターになった「打者」というのは、松井と清原和博くらいではないでしょうか。

しかも松井は1回もバットを振らずに有名になったんですから、ほとんどマンガです。ドカベンの山田太郎も5打席連続で敬遠されたことがありますが、ホントにやられちゃったのが松井です。

僕が「松井素晴らしいなあ」と思うのは、この敬遠に対して不満めいたことを一度も言っていないことです。

この試合、明徳に全く勝負させてもらえなかった松井秀喜は、試合後インタビューで「正直いって野球らしくない。でも歩かすのも作戦。自分がどうこう言えない」というコメントに留めた。

via: 松井秀喜5打席連続敬遠 – Wikipedia

さらにプロになってからは「あの敬遠で有名にしてもらったから感謝してるくらい」といった趣旨のことをたびたび言っています。

自分でコントロールできることできないこと

天気と同じだ、と思った。旅行に行く日の天候が、晴れなのか雨なのかはコントロールできない。どうにもならないことを鬱々と悩み、天気予報に一喜一憂するくらいであれば、どんな天気であっても受け入れて、雨が降れば傘を差し、晴れたなら薄着をしていこう、と構えているほうがよほどいい。

via: P226, あるキング (伊坂幸太郎)

松井が真に人間的に素晴らしいなあと思うのは、「自分でコントロールできないことを、コントロールしようとしない」ところだと思います。

現役時代、「それは僕にコントロールできないことですから」というコメントを幾度となく聞きました。

相手チームの敬遠という戦略、メディアが書く記事、いずれも自分自身の「外側」で起こっていることです。そういう「外側」のことは、自分がいくらがんばってもどうすることもできないことです。

「どうにもならない」ことにエネルギーを費やすよりは、自らのバッティングや生き方といった「内側」のことに全力を傾ける方が、よっぽど価値の高いことだと思います。

一見すると簡単そうにも思えることですが、周りに振り回されないというのはとても難しいことです。

それどころか、何がコントロールできることで、何ができないことなのか、というのを見極めることすら、我々凡人には難しいです。

雨が土砂降りであるのに、「雨なんて降ってない」と言い張るよりも、豪雨を認めた上で雨具を身に着ければいいのだ。

via: P229, あるキング (伊坂幸太郎)

まずは「天気」を見極めることから、そして次に「雨具」を用意することから始めるのが、ボールを遠くへ飛ばすための第一歩なのかな。

そんなことを思った引退セレモニーでした。

ミスターとゴジラ

 -Sports

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