ボーン・アイデンティティー (2002)【映画】

      2014/10/31

あらすじ: 記憶を失ったボーン(マット・デイモン)は、記憶を取り戻すために訪れたスイスの地で謎の組織に追われる。彼は偶然出くわしたマリー(フランカ・ポテンテ)と共に逃げるが、彼の身体には超一級の戦闘能力が備わっていた…… (シネマトゥデイより引用)

ボーンアイデンティティ ミニ

photo credit: JeffreyPutman via photopin cc

久しぶりに『ボーン・アイデンティティー (The Bourne Identity) 』を観ました。2002年アメリカ。ダグ・リーマン監督。119分。

もう何度観てるか思い出せないくらい大好きな作品です。アクション映画として最高に面白い部類に属すると思います。

楽しい要素てんこ盛り

製作年からはもう10年以上経つんですね。マット・デイモン、たしかにめちゃくちゃ若いですし、作中に出てくるPCなんかもけっこう古くさいです。ブラウン管のモニターとか懐かしい。

でも映画自体はストーリーも含めて全く古びていません。カーチェイス、格闘シーン、スナイパーなどなど、考えうるだいたいのアクションシーンがつまっていて、しかもそのどれもかなり質が高いときています。

ヨーロッパが舞台ってのもいいですね。スイスからパリ、さらにはフランスをいろいろと巡るロードムービー的な要素もあるんですが、景観がいちいち壮大でキレイです。スパイ活動はやはりヨーロッパが似合います。

そうそう、スパイ映画でもあるので情報戦や追跡劇といったあたりももちろん見どころ。

もう何かサスペンスアクションの楽しいところを全部詰め込んだみたいなお得な映画だってことに改めて気づきました。

記憶喪失

主人公のジェイソン・ボーンが記憶喪失、てのが最大のポイントなわけですが、面白いのは、彼を追う敵側がそのことを知らない、てところです。

事態を完全に把握している登場人物が一人もいないわけです。このことによって展開される勘違いだったりがまた面白い。文字通り予測不能です。

あ、ちなみに悪役のキャスティングも最高です。クリス・クーパーとブライアン・コックス。もう出てくるだけでニヤニヤできます。本物のCIAの黒幕なんじゃないか、てくらいにハマっています。

観客は登場人物よりも事態を把握できるようになっていますが、それでも、ボーンは何者なのか、裏に隠された「計画」とは何か、てことは分からないまま進行していきます。

全体像が見えないことで物語のスケールが大きく感じられますし、同時に緊張感も演出しています。本当によくできてるなあ。

空気圧がバラバラだ

尋常じゃない危機察知能力、武器はだいたい現地調達、その場の機転ですべてを乗り切るジェイソン・ボーンが無敵でとにかくかっこいいです。

倒した警備員の無線を奪って敵の動きをチェックしたり、避難経路の表示板をはぎ取って建物の構造を把握したり。

倒した敵の死体をクッションにして飛び降りたり。

ハイライトはマリーのオンボロミニで繰り広げるカーチェイス。直前の「空気圧がバラバラだ」という台詞によって、状況を完璧に把握してるってのがよくわかると同時に、その後のドラテクがすごすぎるってのを一層引き立たせています。

何かこういう何気ないけど気の利いた台詞だったり仕草だったりってのがすんごいたくさんあって細かい伏線みたいになってます。こだわってる感じがとても素晴らしいです。

アクションはアイデアだなあと思います。そして、良いテクニックはなかなか古びないです。

まとめ

本作だけでも十分楽しめますが、シリーズが進むごとにどんどん面白くなるってゆうすんごい作品。続きもまた観たくなりました。

 -2000年代の映画 , ,

ad

スポンサーリンク

  関連記事

スーパーマン リターンズ (2006)【映画051】

あなたまで1秒。

96時間 (2008)【映画】

リュック・ベッソン製作の『96時間』を観ました。何も考えないで観れて、それなりに楽しめて、スカッとできるフレンチアクション、最高です。

チャーリーズ・エンジェル (2000)【映画067】

セクシーに知的にパワフルに。

KT (2002)【映画048】

「金大中事件」を題材としたサスペンス映画。こんな恐ろしいスパイ活動が日本でホントにあったなんて、ホント恐ろしい。落ち着いた雰囲気で静かに展開する大人なサスペンスでした。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (2008)【映画043】

大好きなデヴィッド・フィンチャー監督作品。「逆回転」という発想だけで「普通の人生」を「物語」にまで昇華させてるのがスゴイです。人生についていろいろと考えさせられる素晴らしい映画。

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (2006)【映画】

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』鑑賞。ギャグか、てくらいのハリウッド的日本感がツッコミどころ満載です。

トランスポーター2 (2005)【映画100】

危険のない、依頼のはずだった…。

アフタースクール (2008)【映画029】

『アフタースクール』鑑賞。再鑑賞でしたが、展開すっかり忘れてたのでまた騙されてしまいました。見事な伏線回収にスッキリ。

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル (2003)【映画102】

正義を守ると、愛が死ぬ。

容疑者Xの献身 (2008)【映画024】

『容疑者Xの献身』鑑賞。めちゃめちゃ面白くて大好きな原作ですが、映画版にもまた違った良さがあって好きです。堤真一さんが素晴らしい。

ad

スポンサーリンク

  Message

メールアドレスが公開されることはありません。

ad

スポンサーリンク

長いお別れ【映画感想】岸辺の旅(2015)

物理学に、ホール(正孔 / せいこう)という考え方がある。 整然と並んだ電子の列で、そのうちのひとつ

no image
横山秀夫の警察小説にハマる

いまさらですが、横山秀夫さんの小説にハマっています。 サクッと気楽に読める小説を、と手元にあった『深

終わるまでが戦争です【映画】日本のいちばん長い日(2015)

降伏か、本土決戦か__。

迷路荘の惨劇 (横溝正史)【読書】

角川文庫・金田一耕助ファイルの8冊目『迷路荘の惨劇』を読みました。子どものころハマった金田一を、1年

ゼッタイ押すなよ!【映画】人生スイッチ (2014)

押したら、さいご。

  • ランキングに参加しています。当ブログの順位は以下から確認できます。

    にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ

    ブログランキングならblogram track feed コタノト!



  • follow us in feedly