ザ・タウン (2010)【映画】

      2014/12/02

ここは全米最悪、強盗と犯罪の街(タウン)。

ザ・タウン

ベン・アフレック監督・主演『ザ・タウン (The Town) 』鑑賞。2010年アメリカ。124分。

本作同様ベン・アフレック監督・主演の『アルゴ』が面白かったので観てみました。どんな話なのかなーんにも知らずに観たんですが、なにこれちょーすげー映画。

あらすじ: 綿密な計画を立て、ある銀行を襲撃したプロの銀行強盗一味のリーダー、ダグ(ベン・アフレック)は、思わぬ事態から支店長のクレア(レベッカ・ホール)を人質に。その後クレアは無事解放されるが、強盗たちの影におびえる日々を過ごす。そんな中、彼女は魅力的な男性に出会うが、その男性こそが自分を人質にしたダグだった。

via: シネマトゥデイ

メリハリがきいている

全体的に静かな感じで、映像も洗練されています。ボストンのキレイな街並が映えますね。この雰囲気はすっごい好みです。

こんなキレイな街が銀行強盗世界一なんて、全然知りませんでした。ホントなのかなあ。

人物の描き方がとても丁寧で、クライムサスペンスとは思えないほどの深みがあります。何だか映画なのに小説を読んでいるような気分になってしまいました。読書のような静けさと深さ、素晴らしいです。

それでいてアクションシーンに入るとしっかりとした激しさが加わります。抑えた雰囲気の中でも、というか映像は抑えているからこそ、緊張感がハンパないです。ホントに自然と見入ってしまう。すごいぞベン。

フェンウェイ・パーク

アメリカ映画にはよく野球が出てきます。どこかの街の日常を描こうと思ったら、その街の地元チームの話題が手っ取り早いです。野球ってのはアメリカ人にとってそれくらい「文化」なんだなあと思います。羨ましい。

で、ボストンと言えばレッドソックス。

主人公ダグももちろんこの地元チームのファンで、さりげなくレッドソックスのパーカー着てたり、試合を観て『レッドソックスが負けてる』なんて言ったりしています。

ボストンが舞台なんだからまあ当然だよなあ、本筋と関係ないところでも映画に野球が出てくるとやっぱり嬉しいなあ、なんて思いながら観てたんですが、まさかクライマックスの舞台がフェンウェイ・パークになるとは。もう漏らすんじゃないかってくらいテンション上がりました。

フェンウェイ・パークのことを「ボストンの”大聖堂”」なんて言ったりしてましたね。こういうオシャレな表現も大好きです。

ちなみに『ジャック・クラーク以来の”金泥棒”だ。』という台詞がチョロっと出てきます。そんなにひどい選手だったんだろうか。気になって調べてみました。

ジャック・クラークがレッドソックスに在籍したのは現役最後の2年間。

1年目はまあまあの数字なんですが、2年目 (引退した年) がかなりヒドイですね。このことを言ってんのかなあ。年棒いくらだったんだろ。

苦手な俳優

主役のベン・アフレックは俳優としてはどうなんだろう。

カッコイイし、抑えた演技は好きなんですけど、なんか基本根は良いヤツキャラというかナイスガイというか正義漢というか、いっつも似たような役だよなあと思ってしまいます。

つかこのカッコイイ感じも自分で監督してるしなあ。まあハマってるのは確かなんで、自分のことわかってるってことなんですかね。

ハマってると言えばジェレミー・レナー。ベン・アフレック以上に苦手です。

短絡的で自分の凶暴性をコントロール出来ない、ちょっとイカれた感じの役はやっぱり好きになれないなあ。

良かったのはレベッカ・ホールとブレイク・ライブリーの女優陣。

全然タイプが違う感じで、スーパー美人てわけじゃないけど、表情によって可愛かったり綺麗だったり。

それと”花屋”のピート・ポスルスウェイト。

花切りながら仕事の話するシーンの凄みと渋みがハンパじゃない迫力。本作が遺作みたいです。残念だなあ。

まとめ

細かい伏線とかもしっかりしてて、そういうところもいろいろニヤニヤできました。

最後の方で出てくる「go fuck yourself (くそ食らえ) 」というメモは、次作の「Argo fuck yourself」への伏線か?なんて深読みまでしてしまいました。まさかね。

ホントに良くできた深みのある映画。間違いないです。

予告編はこちら。

 -2010年代の映画 ,

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