ボーン・スプレマシー (2004)【映画】

      2014/10/31

ミッションはまだ終わらない。

ボーンスプレマシー

『ボーン・スプレマシー (The Bourne Supremacy) 』鑑賞。2004年アメリカ。ポール・グリーングラス監督。108分。

『ボーン・アイデンティティー』の続編にして、ボーン三部作の2作目です。

あらすじ: ジェイソン(マット・デイモン)とマリー(フランカ・ポテンテ)は人目を避け、インドのゴアで暮らしていた。相変わらずジェイソンの記憶は戻っていなかったが、町で見かけた男(カール・アーバン)が暗殺者と気づき……。

via: シネマトゥデイ

三部作は2作目が面白い

三部作って、たいてい2作目が一番面白いです。

1作目は人物紹介とかのはじめるための準備が必要ですし、3作目は物語を終わらせないといけません。2作目ってそういうめんどくさい手続きがいらないので、けっこう自由に作れるんですよね。だから面白いです。

本作もその例に漏れず。もう何回も観てますけど毎回楽しめますし、見れば見るほど面白くなるんじゃないかってほどです。

予習しておこう

ただ本作を単独で楽しむのはちょっと難しいかなあと思います。前作からは設定上では (つか実際の公開も) 2年経ってて、事件そのものは独立してるんですが、内容は思いっきり「つづき」です。

監督がポール・グリーングラスに変わって、前作以上にリアリティ指向というか、説明的な描写は必要最小限です。

「トレッド・ストーン計画」などの物語の背景となる部分が把握できてないと、何やってんのかさっぱりわからないかもしれません。あと登場人物も、誰がどういう役回りか、てのがある程度頭に入っていないと置いてかれます。

僕自身、はじめて観たときは前作の内容すっかり忘れてたので「ぽかん」でした。

スプレマシーすぎ

タイトルのスプレマシー (supremacy) て、あまり聞き慣れない単語です。調べてみたところ、「至高、優位、主権、支配権」という意味があります。

闘いはジェイソン・ボーンのが優位、彼が主導権を握ってる、みたいな意味合いなんですかね。

だとしたら、あまりに優位すぎで、一枚も二枚もどころか、五、六枚は上手です。スプレマシーすぎ。

情報を手に入れて敵の懐に迫っていく前半は、スパイものとしては最高傑作だと思います。

CIAのパメラ・ランディ (ジョアン・アレン) との電話でのやり取りは、痺れるを通り越して漏らすんじゃないかってくらいかっちょいいです。

しかも前半のあたりはまだ余裕あるというか、本気出してない感じがするのもステキです。なんか本気出したらどんだけ強いんだろうってゆう。

新時代のカーチェイス

んでいよいよ本気出す感じなのが後半、モスクワでのカーチェイス。

これがもう途轍もない。こんなにぶつかりまくるカーチェイスってあっただろうか。ものすごいリアリティ、そしてドラテクもすごい。

映画のカーチェイスって、スピード出てても基本的にはキレイなんですよね。あんまりぶつかったりしないです普通は。

敵の車は爆発したりしてはげしくぶっこわれますけど、主役の車は基本無事です。ときにはわざとぶつけにいったりすることもありますが、そういうのも何というか「品がいい」んですよねたいていは。

もうそういうのが当たり前すぎて、これまで全く疑問に思ってなかったんですけど、よくよく考えたらそんなんはおかしいわけです。

まあぶつけないほうがそりゃ速いんでしょうけど、レースじゃないんだし、そんなん気にしてられないわけです。

で、本作のカーチェイスは、もうこれでもかってくらいガツガツぶつかりまくります。ぶつかりながら突っ込んでいきます。

後半はほとんどタクシーの原型をとどめてない、とゆうかもはや車なのかすら怪しいくらいにぶっ壊れます。

グリーングラス監督お得意の細かいカット割りも効果的です。何だかわけわかんないようでいて、ギリギリわかるんですよねー。迫力すごすぎて、観てるだけで車酔いになりそう。

まさに新時代のカーチェイス、ちょっと革命的だなあと思います。とゆうか本作を越えるカーチェイスって未だに現れてないと思います。

ネスキーの娘

本筋とはあんまり関係ないんですけど、ロシアの政治家ネスキーの娘、てのが最後のほうにちょっとだけ出てきます。

オクサナ・アキンシナ、てゆうロシア人の女優さんが演じています。

このコがもうメチャメチャかわいい。どことなく雰囲気が『あまちゃん』の能年玲奈さんに似ています。

何かちょい役にしてはかわいすぎます。なんでいきなりこんなかわいいコ出してくんだよってゆう感じで何とも不自然です。

他にどんな映画に出てるんだろうと思って調べてみたんですが、日本で観られる出演作は少なさそうです。うーん、もっとブレイクしてくんないかなあ。

まとめ

後にも先にも本作を越えるスパイ映画ってないんじゃないかなあ。

サスペンスもアクションも最高峰。『アイデンティティ』も『アルティメイタム』も、もちろんかなり面白いんですけど、やっぱり本作が一番好きだなー。

 -2000年代の映画 ,

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