フレンチ・コネクション (1971)【映画027】

      2014/10/31

追う!追う!追う!

フレンチコネクション

『フレンチ・コネクション (The French Connection)』鑑賞。1971年アメリカ。ウィリアム・フリードキン監督。104分。

あらすじ: “フレンチ・コネクション”、それはフランスとアメリカを結ぶ麻薬密輸ルート。マルセイユからニューヨークへ密輸される3200万ドルのヘロインをめぐって、NY市警の敏腕刑事ポパイこと、ドイル刑事 (ジーン・ハックマン) と相棒ラソー刑事 (ロイ・シャイダー) が、国際麻薬シンジケートの黒幕を追い詰める!

via: Amazon内容紹介

いやーわけわからんかった。こんなに説明してくれない映画は久しぶりです。つか昔一回観たことあるんで多少はマシでしたけど、それでもよくわからなかった。実話を元にしてるし、もはやドキュメンタリーです。それもナレーションのないドキュメンタリー。

でも何かよくわかんないながらも観てると、じわじわと面白くなってきてきます。んで気づいたら目が離せなくなるほどに引き込まれてるってゆう、ちょっと他では味わえない不思議な感覚。

何かわかんないけど面白い

観てて何か懐かしい雰囲気だなあと思ってたんですが、あーこれは子供の頃よく観てた、昔の刑事ドラマと作りがそっくりなんだってことに気づきました。『太陽にほえろ!』とか『西武警察』とか。大好きだったなあ。

質感がすげー似てるんですよね。この映画の影響なんだろうなあ。昔の刑事ドラマもちょっとわけわかんないとこ多かったですし、そういうところまでそっくりです。

子供の頃ってストーリー的な部分は難しくてよくわかんないんですけど、刑事ドラマは車がたくさん出てくるとか銃撃戦がカッコイイとか、そういう単純な理由で好きでした。

この映画も観どころは尾行だったりカーチェイスだったりの、いわゆるテクニック的な部分です。事件の背景とか誰がどうなってとかのストーリーは二の次というか、けっこうどうでもいい感じ。そういうのわかんなくても面白いんです。

それに映画のテクニックって、そんなに変わらないんじゃないかなとも思います。技術的な部分はどんどん新しくなりますけど、考え方はあんまり古くならない。

ストーリー的な部分は古臭くもなっちゃうんですよね。時代背景とかあるし。この映画はストーリーけっこうどうでもいいんで、今観ても「何かわかんないけど面白い」てなります。

カーチェイス黎明期

今ではほとんどのアクション映画で当たり前のように出てくる「カーチェイス」。僕も大好きです。カーチェイスが良くできてるとだいたい満足しちゃいます。

このカーチェイスがほとんど初めて登場したのがこの映画で、これが40年以上前に撮ったとは思えないほどの凄まじい迫力です。今観てもハラハラドキドキ。

ニューヨークの高架鉄道がめちゃくちゃ雰囲気いいんですよねー。もうあの場所ってだけでかなりカッコイイです。車で電車を追うとかよくよく考えるとけっこう新しい。普通は車同士ですからね。

他にもシーンごとで観るとけっこう見どころがたくさんあります。

尾行シーンは異常な長さで、何で尾行してんのかわかんなくなるくらいなんですが、芝居なのか何なのかよくわからない感じなので、ホントに見失うんじゃないかってゆう緊張感がすごいです。

地下鉄の駅で尾行するシーンは何か笑えてくるし、押収した車から麻薬を探すシーンもそこまでやるかって感じでけっこう好きです。

名コンビ

主演のジーン・ハックマンは本作でオスカー受賞。

熱い。熱すぎる。ちょっとうざいくらい熱いです。歳とってからの悪役の印象が強いからなあ、こういう正義漢はちょっと戸惑います。

あ、でも『ポセイドン・アドベンチャー』なんかもけっこう熱い役だったか。あと鬼軍曹的な役もやってるしなあ。あの感じの若い頃ってゆうとこんな感じになるのか。そう考えると納得です。

相方のロイ・シャイダーは対照的にクールな感じ。こっちのほうがカッコイイですね。もうちょっと見せ場的なシーンあってもよかったのになあと思ってしまいます。でもうまいこと陰と陽というか、名コンビですね。

あとは適役のフェルナンド・レイもよかったなあ。髭がいかにも如何わしい。何とも嫌らしい感じです。

まとめ

ここまでリアリティ追求しちゃうと、もはや映画としてどうなのよってのもちょっと思いますが、いろんな意味で革命的です。

でもこんだけ突き抜けてるとやっぱり気になって観ちゃいますね。何かわかんないけど面白いしカッコイイです。

子供の頃のノリで楽しんだらいいんだ、て感じで観るとけっこう気楽です。

 -1989年以前の映画 ,

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