エイリアン (1979)【映画038】

      2014/11/18

宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。

エイリアン

『エイリアン (Alien)』鑑賞。1979年アメリカ。リドリー・スコット監督。118分。

あらすじ: 2087年。資源を積んで地球に帰還するノストロモ号は、とある惑星で正体不明の地球外生命体に遭遇。乗組員の体内に寄生したエイリアンはその腹を食い破って逃走。船内で次々とエイリアンの餌食になっていく仲間たち。最後に残された女性乗組員のリプリー (シガニー・ウィーバー) は正体不明の生命体を相手に一人闘うことに……。

via: Amazon内容紹介

去年『プロメテウス』を観て以来、見直したいなあと思っていた元祖『エイリアン』。いやーやっぱり怖かった。

質感

恐怖ポイントその1は、何といってもエイリアンの生々しい質感です。ヌルヌルネバネバ。気持ち悪い……。

でも成体になっちゃうとそんなでもないんですよね。変に人っぽいですし。それよりも幼虫みたいなののほうがはるかに気持ち悪いです。

最初ケイン (ジョン・ハート) の顔面にへばりついてるヤツとかかなり気持ち悪いです。ゾワゾワ。

よくあんなの船内に入れようと思うよなあ。「ケインの生命が……!」て、もうあの時点でだいぶヤバイと思うんですよね。まあ入れないと話進まないですし、後になると納得できるんですが。

あと何気に一番ヤバイのが幼虫の体液。3階分くらい溶かす強力な酸て、それだけで全滅できちゃうだろ。

見えない全体像

とにかくいろいろ全体像がわからないところも恐怖ポイントです。その2。

そもそもこの人たちは何してる人たちなのか、てのはあんまりちゃんと説明されないですし、エイリアンも結局何なのかってのはよくわからないままです。

最初の場所なんかかなり謎です。その辺は『プロメテウス』観てたからけっこう繋がった感じはしたんですが、この映画だけだとよくわからない。

あとあの宇宙船の異常なデカさ。どれくらいの大きさで、どこで何やってるのかってのが全然わからないんですよね。

普通だったらイライラするんですけど、逆に怖さを演出してる感じです。とにかくめちゃくちゃ広いですし、どこから出てくるかわからないですからね。

エイリアンの全身も最後までよくわかりません。部分的にしか見えないってのはかなり怖いです。大きさとかもよくわからない。まあ全身見えたらかなりちゃっちい着ぐるみなんで、怖さ半減なんですけどね。

生き残るのは誰?

本作で完全に「エイリアン女優」としての地位を確立したシガニー・ウィーバーですが、公開当時はどうだったのかな。

主人公ってわかっちゃってて観てるんでアレですが、そーゆうの知らないと誰がやられてもおかしくない感じになっています。

実際『プロメテウス』観たときは誰がどうなるのかわからなくて怖い思いしたしなあ。こいつはだいじょぶだろう、てのがわからないのは恐怖ポイントですね。その3。

登場人物の性格や役割がはっきりと別れてるのは面白いです。後半の展開 (アッシュ (イアン・ホルム) の件とか) はけっこう衝撃とゆうか、ガラッと雰囲気が変わって映画に深みが出る感じ。とてもよくできています。

さいごに

30年以上前の映画なのでセットはハリボテなんですが、返って味があるとゆうか、何だか妙なリアリティがあります。CGでは出せない雰囲気、けっこう好きです。

生物学的SFホラー、てのはこの映画が初めてなんですかね。公開当時、どういう触れ込みだったのか気になります。『プロメテウス』はけっこう騙されて観に行った感じで怖い思いをしたので、本作はどんな感じだったのかなあと思ってしまいます。

『スター・ウォーズ』とか『未知との遭遇』みたいなの期待して観に行った人とかいたのかなあ。かわいそうに。

でもけっこう哲学的で深い内容も含んでいますし、何よりあの気持ち悪さや怖さはもはやひとつの「芸術」といっていいかも。

うーん、変な夢見そうです。

iTunesはこちら → エイリアン(字幕版)

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