パシフィック・リム (2013)【映画049】

      2014/10/31

人類最後の望みは、この巨兵。

パシフィックリム

『パシフィック・リム (Pacific Rim)』鑑賞。2013年アメリカ。ギレルモ・デル・トロ監督。131分。

公式サイトはこちら → 映画『パシフィック・リム』公式サイト

作品情報

あらすじ

2013年、突然未知の巨大生命体が太平洋の深海から現われる。それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器イェーガーの開発に成功する。パイロットとして選ばれた精鋭たちはイェーガーに乗り込んで生命体に立ち向かっていくが、その底知れぬパワーに苦戦を強いられていく。

via: シネマトゥデイ

キャスト

顔と名前が一致するのは菊池凛子さんと芦田愛菜ちゃんくらい。あとはあんまり知らない役者さんたちばかりとゆう、B級感全開のキャスティングです。

司令官のイドリス・エルバがカッコイイとゆうかおいしいというか。バックグラウンドもしっかりとしてて、ほとんど唯一、ちゃんと描かれてる感じ。ほとんど主役じゃん。

あとはマコの少女時代を演じた愛菜ちゃんと、生物学者を演じたチャーリー・デイがよかったですが詳しくは後述。

全体的に芝居がデカくて、ちょっとシラケてしまいます。怪獣やロボットなどのデカイものと一緒だと、大げさな芝居でもそんなに違和感はないんですが、ドラマパートも同じテンションでやられるとかなりクサい感じになってしまいます。演出の問題もあるのかなあ。

コタノト的見どころ

応援したくなる戦闘シーン

怪獣対ロボットの戦闘シーンがこの映画の全てといっていいくらい、超大迫力です。巨大なひとたち (ひとじゃねーけど) が出てくる映画ってもともと大好きなんですけど、何かすっごい久しぶりに観た気がします。

『Godzilla』(ハリウッド版のやつね) とか『キング・コング』とか以来かなあ。映像そのものはもちろんのこと、見せ方なんかもすっごい進化してて驚きました。

街もロボットも怪獣も、激しく壊れまくりちぎれまくり、何やってんだかわかんないくらいもみくちゃになって激しいです。すっごい臨場感。

怪獣もロボットもデカすぎて、映画館のスクリーンでさえ「ちいせえ!」と思ってしまったほど。IMAX3Dだったらもっとすごかったのかなあ。でも暗いシーンが多いんで、あんまり3D向きじゃないような気もしましたが。

怪獣は英語でも「Kaiju」ですし、細かいところもちょーこだわってる感じ。きっといろんな映画の影響を受けまくってて、僕は全然詳しくないんでわからないけど、そのわからなさすら面白いです。つかちょー楽しそう。作り手が楽しそうってのは、観る側にも確実に伝わります。

そいえば関係ないですけど『Godzilla』って今またハリウッドで作ってるんですね。このエントリ書くのにいろいろ調べてて知りました。Kaijuブーム、確実にきてるんじゃないか笑。

で話をこの映画に戻すと、イェーガー (ロボットのことね) に乗り込んだパイロットは、中で実際に動いて怪獣と闘います。

脳を同期してイェーガーを操縦する感じ。操縦席 (席なのか?) で歩く姿とかけっこうコミカルなんですけど、実際の戦闘ではロボットがやられるとおんなじ部位を痛めたりして、観てるこっちまで力が入ります。

力が入る、というよりは、思わず応援したくなってしまうのです。心の中で「いけー!」とか言っちゃう感じ。戦闘シーン全編がこの調子なのでとても疲れます。巨大アクションの撮り方がホントにうまいです。

映画の中でもパイロットは「ロックスター」としてもてはやされていますが、あの闘う姿を観たらなるほど納得だなあ。

つか怪獣とロボットが闘ってるところを映画の中でも撮影してますけど、それならコクピットの中を撮影するカメラがあってもいいよなあと思いました。というか、ないのがむしろ不思議なくらい。

あの応援したくなる感じは絶対流行ると思いますし、アメリカ人ならそれくらいの金儲け (予算集め) は容易に思いつくんじゃないかなあ。エンターテイメントの国アメリカ、儲かるとなれば (というか面白ければ) 人類存亡の危機だろうがなんだろうがそれくらいのことはやりますからね笑。

日陰の科学者

最初はただのギャグ担当かと思っていた科学者コンビ。思わぬ形で重要な役割を担うことになります。

なかなか意見を入れてもらえないんですが、そんなことにはあんまり興味がないとゆうか、自分の真念を貫いて大好きな研究に邁進する姿がステキです。

それが結果的には人類の窮地を救うことに繋がる、つまりは役立つってのは、実際の研究でもよくある話です。

研究者にとっては「世の中の役に立つかどうか」てのはけっこうどうでもよくて、まあ結果としてそうなったらいいかなあくらいの考えでやってますからね。それよりは「もっと知りたい」って気持ちのほうが強いでしょう。なんとゆうか、オタク万歳です。

黒縁眼鏡の生物学者、チャーリー・デイが逃げまどうあたりは一番恐ろしいシーンでした。本人じゃないけど怪獣の死骸に入ってくとか、かなり気持ち悪いですね。

前半は正直、なんてクサい芝居をする下手くそな役者なんだって思ってましたけど、怪獣との「共演」あたりから活きてくる感じ。相手がデカイとあれくらいががちょうど良いんだなあ。むしろ前半落ち着いた芝居だったらテンションの変わり方に違和感を覚えたかもしれません。うーん、演技はホント難しいですねー。

ウサギを追う

「ウサギを追う」シーンが個人的には一番面白かったです。「追う」というよりは「追ってしまった」というべきでしょうか。『インセプション』ぽいあの感じ、大好きです。

マコ (菊地凛子) の少女時代を演じている愛菜ちゃんが素晴らしいです。あの演技力は共演陣の中でも随一、少ない登場シーンなのにとんでもない存在感を放っています。監督が絶賛するのもうなずけるなあ。

子役だから大げさな芝居でもあんまり違和感がない、てのもあります。そういう芝居がハマるから名子役といわれるわけですが、愛菜ちゃんはある程度落ち着いた芝居もいけるからなあ。

もっと出てほしかったですね。ひと味違ったテイストのシーンも観てみたかったなあ。本作をきっかけにどんどんハリウッドで使ってもらえるといいなあ。

さいごに

終わった後思わず「なげーよ!」と言ってしまったほど、すっごい長かったです。時間的にはそんなでもないんですけど、力入っちゃうシーンが多いのでそう感じたのかもしれません。

男の子が必ず一度は憧れる夢の設定が全部つまってる感じです。マッチョなパイロットとオタクの科学者、両者の視点と貢献が平等に描かれてるのもいいですね。

どっちにより共感できるかで、自身の大雑把な性質も分類できるような気がします。僕は断然科学者だったなあ笑。

予告編

予告編はこちら。

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