7つの贈り物 (2008)【映画062】

      2014/10/31

あなたなら、受け取れますか?

7つの贈り物

『7つの贈り物 (Seven Pounds)』鑑賞。2008年アメリカ。ガブリエレ・ムッチーノ監督。123分。

過去の事件により心に傷を負った謎の男ベン・トーマス(ウィル・スミス)はある計画を立てていた。親友のダン(バリー・ペッパー)にだけ打ち明けられた計画は、見知らぬ7人の他人に彼らの人生が変わるような贈り物をすることだった。そして計画実現のためには、その7人でなければならない特別な理由があった……。

via: シネマトゥデイ

想像していたよりもずっとずっと重く暗く、そして複雑な映画だった。ぽかぽかした感動を求めて観るとちょっとガッカリするかもしれない。

最初のほう、とゆうかけっこう最後のほうまで何やってんだかよく分からなくてモヤモヤがずっと続く。もうちょっと分かりやすく作って欲しかったなあと思わないでもない。イマイチ入り込めなかった。

いろいろ隠してるわりには、だいたい予想できる展開とゆうか、無理やり複雑にしてる感じもしたし。そのわりには「7」も何だかこじつけっぽい印象が否めないし、「特別な理由」もちょっと弱くて、今ひとつスッキリしない。

抑えた雰囲気のウィル・スミスはとてもよかったし、何より痩せかたが凄かった。病気で余命わずかなのかと思ってしまうほど。つかそー思わせるのを狙ってたのか、今気づいた。ホントの理由は別にあって、まあ病気と似たりよったりなんだけど。

ヒロイン・エミリー (ロザリオ・ドーソン) とのドラマはけっこう丁寧に描かれてるのに、他の「6人」との交流はそれほどでもないのも何だかアンバランスに感じた。TVで観たからカットされてたのかもだけど。

そのエミリーの生活にまつわるエピソードはなかなかステキだったなあ。巨大な犬と散歩したりとか、古い印刷機を修理したりとか。

あと一番よかったのはウィル・スミスのラストシーン。ペットのクラゲはここに繋がるね、全く予想してなかった。画もキレイでステキでした。

主人公の「贈り物」には半分くらい共感できたかな。

自分の手の届くところだけでも幸せを与えよう、て考え方には激しく同意できた。いきなり全世界に影響を与えようなんて思っても難しい、つかできないし、どんなにすごいことでも、まずは身近なところから、てのが第一歩だと思う。

でもその手段は甚だ疑問だった。とても真似できない尊い行為だとは思うけど、生きて償う方法もあったんじゃないかなあ。生きていくほうが辛いことなんだけど、それは彼の義務だったような気もするし。何だかこの結末じゃあ、その辛さから逃げ出したみたいじゃんか。

むしろ主人公の遺志を尊重して約束の「計画」を完遂した親友のダンのほうが、僕には断然カッコよく見えた。

感動ドラマ、てよりはミステリに近くて、そーゆう作品だってわかってて観たらもっと楽しめたんじゃないかなあとゆう気もする。もう一度観たらいろいろ発見がありそうだしなあ。それなりに面白かったしよかったんだけど、だからこそ思ってしまう、何だかおしい、と。

7つの贈り物の作品情報

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