泣いた赤鬼 (文・浜田廣介 / 画・浦沢直樹) 【読書】【絵本】
2014/02/14
泣いたオレ。
現在公開中の『friends もののけ島のナキ』という映画は、「泣いた赤おに」という童話を下敷きにしています。
この童話、ちょっとした思い入れが。というのもワタクシ、小学校の学芸会で演じたことがあるのです。
役はたしか、「村人B」だったと思う。うん。
Facebookでも先日この話出してみたら、小学校の同級生数人と大いに盛り上がったりしました。あー懐かしい。
で映画はそれほどでもないんですけど、童話はもう一度読んでみたいなーなんて思っておりました。だいたいのあらすじは記憶にあるものの、もっかいちゃんと読みたい。
そしたら本屋さんで出てた。しかも画が浦沢直樹で。。
もうその場で衝動買いしたのは言うまでもありません。そんで帰ってソッコーで読みました。
本屋さんで見たときは、正直浦沢直樹はどうなのかな、と思ってました。「画・浦沢直樹」て(笑)、くらいに思ってました。
童話にマンガは合わんだろう。素朴な画の方が良いのになー、なんて思いながら読んだわけですが、いざ読み終わって思ったのは、浦沢直樹舐めてた。
なんかもうホントすいませんでした、て感じです。どこがどういいとか言うと、それこそネタバレになっちゃうよーな気するからあんま書けないんですけど。
年々涙腺弱くなってるんですが、それにしても泣けた。小学生の頃の親世代て、今の僕と同じかちょい上なわけで、こんなん子供に劇やられたら号泣する親続出だったんじゃなかろうか。
この童話、知ってる人は知ってるけど、知らない人もたくさんいると思います。こういう隠れた名作が、アニメ映画だったり大物漫画家だったりの力借りてよみがえってくるのって、ちょー良いことだと思っております。
そんな感じの大人が泣ける絵本です。そこの泣きたいあなた、オススメですよ。
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