チャーリーズ・エンジェル (2000)【映画067】

      2014/10/31

セクシーに知的にパワフルに。

チャーリーズエンジェル

『チャーリーズ・エンジェル (Charlie’s Angels)』鑑賞。2000年アメリカ。マックG監督。98分。

ハイテク企業の社長ノックス (サム・ロックウェル) が誘拐される事件が発生!奪回指令を受けたチャーリー探偵事務所のボスレー (ビル・マーレイ) と3人の有能な美女、エンジェル (キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー) たちは任務を果たすべく作戦を開始する。

via: シネマトゥデイ

これは褒め言葉なのだが、すっごいバカバカしいことを、とても楽しんで作ってるなあというのが全面に伝わってくる映画である。映画でも何でも、作り手が楽しそう、てのは大事なことだと思う。

これぞポップコーンムービー、て感じで気楽に何も考えずに観ることができる。アクションや展開なんかも程よいし、エンジェルたちのコスプレも観ていて楽しい。

時代を超越する古さ

2000年製作の映画にしては、小道具や発想がちょっと古くさい。それが今観ると何だか逆に古さを感じないようになっててスゴイ。

何だかテイストがちょっと「昔っぽい」んだよね。安っぽいと言ってもいいのかもしれない。これって意図してんのかなあ。

この作品は元々TVシリーズらしいんだけど、そーゆうちょっと昔 (70年代80年代) の空気感をそのまんま映画にしたような雰囲気がある。

今最先端の物って、10年も経つともう観てらんないくらい古っ、てなっちゃうんだよね。だったら逆にわざと古く作って、ちょっと笑える感じにしちゃうほうが時代を超越しちゃっていいのかもしれない。

ファッションなんかは巡るしなあ、下手に古びるよりずっといい。

記憶に残る決めポーズと音楽

ストーリーはまるっきり頭に残らないんだけど、決めポーズやBGMがめちゃめちゃ印象的で、既視感がハンパない。映画全編は観たことなくても、何となく観た気になっちゃってる人は多いんではないだろうか。

よっぽど好きな映画じゃないと細かいとこまで覚えてないし、ずっと記憶に残るのって印象的なワンシーンだけなんだよなあ。そーゆうシーンが多いってのは、ある意味映画の本質なのかも。

格闘アクションとかけっこうグダグダなんだけど、決めるとこはビシッと決まるし、使われてる音楽もメチャメチャノリが良い曲ばっかで耳に残る。

監督がミュージックビデオやCM出身てのを観終わった後に知って、すんげー納得した。

エンジェル3人の立ち位置

エンジェル3人の立ち位置とゆうか、役割分担的なところもあるようでないような感じで、そーゆうユルさも何だかイイ感じ。とにもかくにも3人がちょー仲良さそうで、単純にそれだけでも観てて楽しい。

キャメロン・ディアスが一応の主演だし、何となく一枚目というか、リーダー的なポジションなのかと思ってたけど、完全に三枚目。言ってしまえばバカ担当だ。この映画の方向性からすると、ある意味一番マッチしてる、てことなのかもしれない。

スタイルは良いし手足が長いから、決めポーズは一番様になる。でも動きにスピード感がないからアクションシーンはイマイチ。バカっぽいダンスはキレキレなんだけどなあ。アンジェリーナ・ジョリーみたいなアクションスターになれたかもしれないのに、何だか惜しい。その代わりキュートさが売りになってるからまあいいのか。

ちなみにブロンドがトレードマークだけど、黒髪に近い茶髪のカツラ (レーサーのとこ) がかなり似合ってて驚いた。個人的にはそっちのほうが好きかも。

キャメロンの代わり、てわけでもないだろうが、一番一枚目っぽいのがドリュー・バリモア。誰がリーダーとかはないんだけど、戦隊モノで言ったらレッド的なポジション。ドリュー自身製作も兼ねてるからなのかなあ。ちょっとオイシイ感じもするし。

恋人チャドとの掛け合いがバカすぎて好き。

一番、とゆうか唯一まともに仕事できる感じなのがルーシー・リュー。知的でかっこよくて完全に二枚目。アクションシーンも一番様になってるんだよなあ。

三者三様なんだけど、それぞれのキャラクターに合った見せ場がちゃんと用意されてるのはなかなか楽しい。

チャーリーの存在感

エンジェルたちの雇い主であるチャーリーは最後まで出てこない。謎のボス、みたいな設定て昔多かったような気がするけど、オリジナルのドラマが製作されてたころの流行りだったのかなあ。

出てこないことで存在感を出しているのが面白い。そんなに中心的な感じはしないんだけどなあ。エンジェルたちも会いたがってはいるものの、そこまで気にかけていないとゆうか。

まあこの映画の中ではちょっと真面目なパートになるので、逆にあんまり印象に残らない、てことなのかもしれない。

謎のボス、てのは好きな設定ではあるんだけれど、何で好きなのか自分でもよくわからない。謎が謎のまま存在してるとこに惹かれるのかなあ。

チャーリーの代わり、てわけでもないけど、伝達役、とゆうか実質的なボス役のビル・マーレイが飄々としててステキなおじさま感がハンパない。

他にも誘拐される社長役のサム・ロックウェルなど、脇役も今観るとなかなか豪華。痩せ男役 (ホントの役名) のクリスピン・グローヴァーに至っては笑えるほど気持ち悪い。

バカバカしいなりにギリギリ踏み外してないのは、この辺りの脇役陣がしっかりしてるから、なのかもしれない。

さいごに

10年くらい前に観たときは、ただただくっだらない映画だなあと思ってあんまり好きにはなれなかったし、くだらないのは今観ても変わってないんだけど、何だかけっこう好きかも、と思えるくだらなさだった。

続編は確か観たことなかったんだよなあ。スケールアップしても変わらずバカバカしいままなのかどうか、てのが気になるところ。変にアクション重視とかだったら興ざめだなあ、なんて妄想は膨らむばかり。ぜひ観たい。

おわり。こーた ( @cota1Q82 ) でした。

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