スピード2 (1997)【映画071】

      2014/10/31

スリルと興奮が水上を走る!

スピード2

『スピード2 (Speed 2: Cruise Control)』鑑賞。1997年アメリカ。ヤン・デ・ボン監督。125分。

前の恋に終止符を打ち、新しい恋人アレックス (ジェイソン・パトリック) と豪華客船でのクルージングへ旅立ったアニー (サンドラ・ブロック) 。ロマンティックなムードを楽しんでいたのもつかの間、非常事態が発生! 船には無数の爆弾が仕掛けられ、シージャックが敢行された!

via: Amazon内容紹介

何だかわからないけどTVで放送してるとついつい観てしまう映画である。特別好きってわけでもないし、大して面白いとも思わないのだが、『スピード』よりも観てるんじゃないかってほど、もう何回も観ている。

『スピード』の続編として観てしまうとひどい映画なのだが、切り離して考えればそこまでひどくもない普通のアクション映画なのになあ、とゆう気がする。

まあ全く別物と考えたら、こんなに何回も観ないのかもしれないし、そのあたりは微妙なところではあるのだが。

豪華客船、海上とゆう密室、閉じ込められる乗客、巻き込まれる主人公、などなど設定はどれもなかなか面白いのだが、何とゆうかどれもこれもあんまり活かしきれてなくて中途半端、すんごい惜しいなあと思う。

『タワーリング・インフェルノ』とか『ポセイドン・アドベンチャー』とか『ダイ・ハード』とかみたいな名作アクションになった可能性もあるのになあ。いろいろ取り込みすぎて逆にまとまらなくなっちゃったのかなあ。ホントもったいない。

やっぱり『スピード』の続編、てことにこだわりすぎたのが最大の敗因、てことになるのかなあ。それなのに全体的に全くスピード感がない、てのはどうゆうことなんだろうか。皮肉とゆう他ない。

改めて観て意外だったのは、映画の中で描かれてる時間がけっこう長い、てこと。船に乗ってから数時間くらいの物語だと思ってたのだが、1日目は何も起きずに過ごしたりしてて、事件がなかなか始まらない。

このあたり何気にかなーり退屈で、そのわりに後半の盛り上がりも今ひとつだからなあ。何とゆうかメリハリが全然ないんだよね。

豪華客船日常パートで描かれるいろいろな伏線も大して活かされてないしなあ。聾唖の少女とか、カメラ小僧とか、もうちょっといろいろ使いようがあっただろうに。

主人公アレックスの革靴の件とか、もうちょっとうまい表現なかったのかなあ。最後のほうまで気づかなかったよ。伏線の張りかたがヘタ笑。

あとアクション映画として決定的に欠けてるなあと思うのが、「いいモン側」にあんまり感情移入できないところ。アレックスは何だか単なる無鉄砲バカだし、キャラクタがあんまり定まってない感じでかわいそう。

つかアレックス役のジェイソン・パトリックは何だか芝居もアクションも大したことないし、おまけにあんまり華もなくて、大スターになれなかったのも妙に納得できてしまう。

他にも、けっこうメインでがむばる航海士の役者さんとか、全体的にお芝居がクサいんだよなあ。吹替版だったから声優さんの演技力で多少はカバーできてるんだけど、それでもクサいと感じるんだから相当ひどい。

だからなのか、悪役のウィレム・デフォーの存在感が圧倒的まくるんだよね。本作唯一の見どころと言ってもいいくらい。

犯行動機なんかがけっこう丁寧に描かれてるし、ヒルの件とか、主に気持ち悪い方面のキャラ設定もしっかりしてて、ついついこの「悪モン側」に肩入れしてしまう。

「いいモン側」で「がむばれ!」て気持ちになれたのは、チーフオフィサーの人くらいかなあ。

そうそう、最初はアレックスの無茶苦茶ぶりに翻弄されていがみ合ってたのに、絶体絶命の連続の中で徐々に連帯感が生まれてくる感じはなかなかよかったなあ。

そういえば船長は何で殺されちゃったんだろう?あれ別に殺す必要なかったように思うのだが。

サンドラ・ブロックって女優さんは何がすごいのかよくわからない。とびきり美人とも思わないし、めちゃくちゃスタイルが良い、てわけでもないし。

若い頃 (つまりこの映画の頃) は、軽薄でちょっと無茶する典型的なアメリカ女、つまりはこのアニーみたいなキャラがとってもよくハマっている。

つか年取った最近は、若い頃ちょっと無茶してた娘が老けたらこうなるのかなあ、て役が多い気がするから、ある意味全うなのかもしれない。結局のところ、究極の普通っぽさ、みたいなのが良さってことになるのかなあ。

船が港に突っ込むシーンはさすがの見せ場だけあって、なかなか良くできてるなあと思う。突っ込まれる側の視点は実に教科書的でニヤニヤできるし、鐘で止まるのもいいね!

最後のタンカーは、一回避けたヤツなんだろうか、てのがちょっと気になった。タンカー側の視点、例えば「船がギリギリ避けてくれて助かったと思ったら、今度は飛行機が突っ込んできて、またかよ!」みたいな描写があってもよかったような気もする。

と、ほとんどツッコミばっかりになってしまったが、何も考えずに何となーくな感じで観られてそれなりに楽しめる、て意味ではなかなかによくできたアクション映画、なのかもしれない。

何かわかんないけどものすごく90年代っぽい感じがするのも、嫌いじゃない。

おわり。

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