ハンガー・ゲーム (2012) 【映画078】

      2014/12/02

生存確率1/24。それは究極のサバイバル。

ハンガーゲーム

ここんとこ重めな作品ばかりを続けて観てきてちょっと疲れてきたので、何も考えないで観られるライトな作品でも、と思って『ハンガー・ゲーム』を観ました。現在 (2014年1月) 続編が公開中ですね。

たしかに内容はライトとゆうかチープとゆうか、まあ頭は使わないで観られるんですが、映像が思ってたより重たくて、あんまりスカッとはしませんでした。

監督のゲイリー・ロスってどっかで聞いたことあるなあ他にどんなの撮ってたっけと思ったら、大好きな『シービスケット』の監督でした。映像の重厚感にも妙にナットクです。

ジェニファー・ローレンス!

主演のジェニファー・ローレンスは初めてまともに観たんですが、もうめちゃめちゃ可愛らしくて、本作のすべてと言ってもいいくらいです。ジェニファーの魅力だけで成り立ってるような作品ですね。

大人っぽさもありながら、少女ような可憐さも同居してるというか、年齢的なものもあるんでしょうが、表情によってガラッと変わる雰囲気が素晴らしいです。

あと何となく異性よりも同性にウケそうなカワイさだなあとゆう気がしました。

未来人笑

おはなし自体はマンガ的とゆうか、いろんなマンガの設定が混ざり合ってる感覚です。サバイバルな感じは『HUNTER×HUNTER』だったり、戦う子供たちの葛藤的な部分は『エヴァ』ぽいなあとも思いました。

突っ込みだしたらキリがなさそうなので、けっこう肯定的に観てたんですが、30分観てたらおかしなところもあまり気にならなくなって、世界観を受け入れることができました。ぜひとも生暖かい目で見ましょう笑。

最初一番引っかかったのは、未来人たちの造形です。何だありゃ『フィフス・エレメント』かと。あーゆうのは久しぶりで逆にちょっと新しく映ります。

勝つのはいつも平和主義者

この手のサバイバルものはだいたい平和主義者が勝つようにできてるもんです。でもある程度はやっつけないと話が進まないわけで、その辺りどーすんのかなあてのが気になったんですが、前半はけっこううまいことできてるなあと思いました。

“間接的”だったり、正当防衛的だったり。まあでも何回も使えないですし、後半は他のひとたちが都合よく勝手に死んでってくれるとゆうか、アイデアはあんまり感じなかったなあ。

ドラマもあまりに乏しいんですよね。主人公の視点しかない。それが一番恐ろしかったです。

未来道具の使いかた

ちょっとずるいなあと思ったのは未来な技術の使いかた。

ゲームの舞台とかシステムとかはまだしも、傷がすぐ治る軟膏だったり、次々作り出されるクリーチャだったり、そんなん途中途中で出てきたら何でもありじゃんよ、と思ってちょっと興ざめでした。

もうちょっとうまいこと提示してほしかったなあ、何か伏線を張るとか。

そう考えると文明度も何だかチグハグで……、いやこのへんツッコミだしたらそもそも論までいっちゃいそうなんでやめます。未来ものの制約って難しいんだなあ、やりすぎるとおはなしが破綻してしまいます。

ルールを変える

平和主義と並んで大事な勝利の鉄則は、「ルールをはみ出す」ってことですね。これは人生でもおんなじことが言えます。つか何気にハンガーゲームに勝つ鉄則がそのまま人生哲学めいてる辺りはなかなか面白いなあと思ったところでもあります。

ひとはルールを提示されると、その枠内でがむばろうとしてしまいがちです。でも人生のルールなんてころころ変わります。

他人が決めたことはあんまり気にしないで、我が道をいったほうが何かとうまくいくもんです。少なくともルールに振り回されてつまんない人生歩むよりは、多少しんどくても自分の信じる道を進んだほうが何かとオモチロイでしょう。人生楽しんだもん勝ちです。ハンガーゲームのように、失敗したからって死ぬわけじゃないですし。

そう考えると「ハッピーハンガーゲーム!」て合い言葉は何気に深いんじゃないかって気がしてきました笑。

さいごに

何だかいちゃもんみたいなことばっか書いてしまいましたが、サクッと観られるアクション映画、てのは今回求めてたものだったので、そーゆう意味では十分すぎるほど楽しめました。伏線も軽めのがちょこちょこあって、けっこう効果的だったしなあ。

ジェニファー・ローレンスの作品はもっと観たいですね。アカデミー賞獲った『世界にひとつのプレイブック』はもちろん、新作の『アメリカン・ハッスル』もゼッタイ観にいこう。

おわり。スタンリー・トゥッチがハゲじゃなくて誰かわからんかった笑!こーた ( @cota1Q82 ) でした。

『ハンガー・ゲーム (The Hunger Game)』。2012年アメリカ。ゲイリー・ロス監督。142分。

強大な権力を一手に握る独裁者が君臨する国家パネム。そこはエリート階層が暮らす最先端都市キャピトルとそれに隷属する12の貧困地区で構成されていた。独裁者は反乱の抑止を目的に毎年、全12地区からそれぞれ12~18歳の男女一人ずつを選出して、最後の一人になるまで殺し合いをさせ、それを完全生中継する見せしめイベント“ハンガー・ゲーム”を開催していた。そのプレイヤーの抽選会で、第12地区からは12歳の少女プリムが選ばれてしまう。そこで姉のカットニス (ジェニファー・ローレンス) が身代わりを志願、男子で選ばれた同級生ピータ・メラーク (ジョシュ・ハッチャーソン) とともにハンガー・ゲームに参加することに。こうしてキャピトルに向かった2人は、教育係による過酷なトレーニングを経て、ついに総勢24人が繰り広げる殺すか殺されるかの究極のサバイバル・ゲームに身を投じていくのだが…。

via: allcinema

iTunesはこちら → ハンガー・ゲーム(字幕版)

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