ディパーテッド (2006)【映画079】

      2014/10/31

男は、死ぬまで正体を明かせない。

ディパーテッド

マーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』を観ました。

香港映画『インファナル・アフェア』のハリウッド版リメイクで、無冠の帝王スコセッシが初めてアカデミー賞を受賞した作品でもあります。

オリジナル『インファナル〜』は観たことないんですが、大好きなマット・デイモンが出てますし前から気になってた映画、初めての鑑賞です。

溜まるストレス

上映時間2時間半と異様に長い作品です。随所に緊迫感はあるものの、比較的淡々と進んでいくので余計に長く感じます。

前半はじわじわと絞められていくような展開でストレス溜まります。モヤモヤが溜まりに溜まったところで後半一気に大爆発、という構成はなるほど良くできてるなあと思いますが、そのわりにスカッとするわけでもない、てところがまた不思議で、奇妙な気持ち悪さが後味として残ります。スコセッシってこうゆう感じだったっけ。

ディカプリオとマット・デイモンの視点がパタパタと切り替わるので、最初のほうはちょっと戸惑うかもしれません。時間軸もあやふやなんですよね。微妙にずらしてるようなところもあって。

しかも2人がちょっと似てるからややこしいです。一緒に観た母は、途中でどっちがどっちかわからなくなったみたいなことを言っていました。まああんまり気にしないで進んでいくと、勝手に区別できるようになると思います。

『インファナル〜』はもっとややこしいて話も聞きますし、本作は脇役も豪華なんで多少洋画見慣れてれば関係性で理解はできると思います。

ディカプリオとの相性

ディカブリオの映画は久しぶりに観ました。うーん、ぼくとは合わないみたいです笑。相性が悪いとゆうか。

お芝居に魅力を感じないんですよね。本作はとくに他の役者さんたちのほうにより魅力を感じてしまうので、残念ぶりが際立ってしまいます。何とゆうか、佇まいに面白味がまるでない。動きに躍動感もないからアクションも下手そうだしなあ。

ただ、顔の造形はキレイだなあと思いました。さすがイケメン!でもちょっと年取っちゃって変な感じはします。もうちょっと「渋み」みたいなものも欲しいです。

悪いマット・デイモン

クレジットはディカプリオのが先ですけど、これ主役は完全にマット・デイモンです。まあぼくが好きだからそう思うのかもしれませんが。

相変わらずのいいひとぶりを逆手に取った小賢しい役柄、こーゆう役もありなのか。ホント幅広いなあ。

表情やちょっとした仕草だけで緊張感を生み出せるのはさすがというしかないです。あまりにいいひとそうすぎて、ホントはどっちなのか、てのがわからなくなってるのも後半効いてきます。

ジャック・ニコルソン!

ジャック・ニコルソンはマフィアのボスがホントよく似合いますね。実に気持ちが悪い笑。

何だか最近ぼくの中ではただの「熱狂的レイカーズファン」だったんですけど、やっぱり本業は役者さんなんだなあてことを再確認させられた感じです。他の代表作も観たくなりました。

欲を言えばもっとスケール感のある大悪党だったらよかったのになあと思いました。

あとはマット・デイモンとの絡みをもっと観たかったなあ。電話でのやりとりはあるんですけどね、実際のやりとりももうちょっと観たかったです。

後半の破綻ぶり

最後のほうの破綻ぶりはちょっとヒドいなあと思います。破滅的な終わりかたは嫌いじゃないんですが、前半だらだらやってたのに何だか急に畳み掛けすぎで、ちょっとついていけませんでした。

悪いやつらが一掃されるのはわかるんですけどね、良いもんもひっくるめてだからなあ。まあ衝撃展開ではありましたが、何ともスッキリしない終わりかたです。

一番盛り上がったのは、マーティン・シーンが落っこちるとこかなあ。目に焼き付く見事なシーンですね。ここ観るためだけに本作観ても損はしない、てくらいに素晴らしいです。

さいごに

スコセッシ×ディカプリオの組み合わせ、ぼくはあんまり相性良くないみたいです。痛いの苦手ですし、何しろ長いからなあ……。

もうすぐ公開 (2014年1月) の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』も気になってたんですけど、本作観たらちょっと萎えてしまいました。しかも『ウルフ〜』は3時間もあるってんだから長すぎです笑。

スコセッシは近作よりはもっと古い作品のほうが魅力的だなあ。観たことない過去の名作たくさんありますし、まずはそっちから観て、この監督に慣れてくほうが良さそうかなと思います。

おわり。まずは『レイジング・ブル』あたりから・こーた ( @cota1Q82 ) でした。

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『ディパーテッド (The Departed)』。2006年アメリカ。マーティン・スコセッシ監督。152分。

マサチューセッツ州ボストン。犯罪組織との繋がりを持つ自らの生い立ちと決別すべく警察官を志したビリー・コスティガン (レオナルド・ディカプリオ) 。一方、マフィアのボス、コステロ (ジャック・ニコルソン) によって育てられ、スパイとなるべく警察に送り込まれたコリン・サリバン (マット・デイモン)。同じ警察学校に学んだ2人は、互いの存在を知らぬまま、共に優秀な成績で卒業する。やがて、コリンはマフィア撲滅の最前線に立つ特別捜査班に抜擢され、コステロを標的とした捜査活動に加わる。一方ビリーは、その優秀さを買われ、マフィアを内部から突き崩すべくコステロのもとへ潜入するという極秘任務を命じられるのだった。こうして、それぞれに緊張の二重生活を送るビリーとコリンだったが、ついに警察、マフィア双方ともに内通者の存在をかぎつけ、いよいよ2人は窮地に追い込まれていく…。

via: allcinema

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