グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち (1997)【映画082】

      2014/10/31

あなたに会えて、ほんとうによかった。

グッドウィルハンティング

『グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち (Good Will Hunting)』鑑賞。1997年アメリカ。ガス・ヴァン・サント監督。127分。

ボストンに住む青年ウィル (マット・デイモン) は、幼い頃から天才ゆえに周囲から孤立していた。だが、彼の才能に気付いた数学教授のランボー (ステラン・スカルスガルド) は、ウィルに精神分析医のショーン (ロビン・ウィリアムズ) を紹介する。ウィルはショーンにしだいに心を開いてゆくが、彼の才能に気付いた政府機関や大企業が接近してくる。

via: allcinema

主演はマット・デイモン。共演にロビン・ウィリアムズ、ベン・アフレック、ステラン・スカルスガルド、ケイシー・アフレック、ミニー・ドライヴァーなど。アカデミー脚本賞、助演男優賞 (ロビン・ウィリアムズ) 受賞。

特殊な人物と、型破りな教師役の友情ドラマ、とゆう感じでざっくり括ってしまうと『英国王のスピーチ』とちょっと似たところがある。

国も時代もまるっきり違う両作だが、どちらも裏に隠されているのは「コミュニケーションとは何か」みたいなテーマなんじゃないかとゆう気がする。

ちょっと変わった立場の人々の物語なのに、多くのひとに支持される「良い映画」となりえているのは、こういう万人共通の悩みをテーマとして孕んでいるから、なのかもしれない。

数学の天才的な才能を持ちながら、性格的に問題のある青年ウィルが主人公で、ぼくの大好きなマット・デイモンが演じている。ちなみにデイモンはベン・アフレックと共同で脚本も手がけててて、主人公さながらのマルチタレントぶりが何ともステキ。

つかベン・アフレックって自分の描きかたをよくわかってるなあと思う。自身が監督や脚本を担当した作品だとだいたいカッコイイ笑。この映画でも何気に一番おいしい役どころだしなあ。

「ある日おまえの家をノックしたとき……」の件はクサいしちょっと無理やりな感じがしないでもないけど、それでもとにかくカッコイイ。

何だか顔立ちもマット・デイモンより整ってるし、もっとスターになってもよかったのになあ (て今でも十分スターなんだけどね) 。やっぱりちょっとクサいのがイマイチパッとしない理由かな。何つーかカッコよすぎて面白味がないんだよなあ笑。

あと顔立ちでゆうと、個人的には弟のケイシー・アフレックが何気に一番カッコいいと思う。ちょっと華奢で軽い感じなノリもスゴくよくハマってた!

素行不良のせいでウィルの数学の才能を埋もれさせてはもったいないと立ち上がるのが、MIT数学科のランボー教授。

この役者さんはどっかで観たことあるなあとずっと気になってたんだが、『ドラゴン・タトゥーの女』のマルティン役のひと (ステラン・スカルスガルド) かあ。途中で気づいた。

何か役柄が全然違うからなあ。あ、でも一見いいひとそうに思えるけど内面には闇を抱えている、みたいなところは似てるかもだなあ、てこれは『ドラゴン・タトゥー〜』のネタバレになっちゃうか笑。

何だかもっと数学してる映画かと思ってたけど、思ったほどでもなかった。ストーリーと数学がカップルするようなおはなしって、映画だとなかなか難しいのかもしれない。

ウィルと精神科医のショーン (ロビン・ウィリアムズ) が、最初は衝突しながらも次第に心を通わせていく、みたいなところが本作の主題なんだけど、サイドストーリー的に展開されるショーンとランボー教授の友情関係もけっこう面白かったりする。

すべての登場人物がわりと丁寧に描かれてるから、観るときどきや世代によって、気になる人物が変わってくような気がする。

そうやって多面的に楽しめるのもこの映画のいいところなんだよなあ。登場人物みんなにちゃんと見せ場があるってのも、作り手側のキャラクタに対する愛情が感じられて好き。

ただ、女性の描きかただけはだいぶ下手くそでちょっと引っかかった。けっこうヒドいことしてるんだけど、ずっと待っててくれてるとかどんだけ都合のいい女なんだよ笑。

ショーンがウィルに、「君が話すことは全部本に書いてある。そうじゃなくて君自身の話を聞きたい」みたいなことを言ってたのがすっごいグッときた。これってコミュニケーションだけじゃなくて、何かを伝えるってことの本質だなあと思う。

このブログもどっかに書いてあるようなことはそこそこに、なるべく自分をかませる内容を書くように心がけている。うまくできてるかどうかは怪しいけど……。

ぼくはこんなこと考えながらこの映画観たよ、観てこんなことを思ったよ、てスタンスなんで、ひとつ生暖かく見守っていただければと思います。

100人に1人くらい、1箇所でも共感してもらえるところがあったら嬉しいなあ。

おわり。

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 -1990年代の映画 , ,

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