LIFE! (2013)【映画097】

      2014/10/31

この映画には「!」がある。

LIFE!

おしい。テーマは嫌いじゃないし、映像はハイセンスでキレイ。部品はどれも素晴らしいのに、組み立てたら何だかちぐはぐで面白味のないものができちゃった、そんな感じの映画でした。

うーん、何かもっとやりようなかったのかなあとか、いろいろツッコミたくなっちゃうところ満載です。ホントおしいよなあ。何だろ、何が悪いんだろ。

一番気に入らないのはちょっと押し付けがましいところかなあ。あざといとゆうか。こーゆう映像ワクワクするだろ、みたいな意図が透けて見えるんですよね。興ざめです。

大自然をスケボーで疾走するとことか、ステキなんだけど何か盛り上がらないんだよなあ。ちょっと唐突な感じもしますし。

あと音楽もねー、壮大感出したいんでしょうけど、うるさい笑。

前半妄想パートでやってたようなことが後半現実になる、てところがこの映画の一番面白いところなんでしょうけど、あんまりうまく繋がってないんだよなあ。妄想があまりにバカバカしいとゆうか、はっきりいって面白くないです。

あ、でも赤い車と青い車を選ぶ、てところは『マトリックス』と掛けててちょっと面白かったです。こっからは現実だよ、みたいな意味なんだろうなあ。

ヒロインに華がないのもイマイチです。何であんなに惹かれてんのか、ちょっとついてけない感じ。キャラが弱いんですよね。

お母さんとか妹とか、同僚 (部下?) 、出会い系サイトのひと、あとは写真家のショーンに至るまで、みんな良いキャラなだけにヒロインのキャラの弱さが余計に目立っちゃってます。

あーでも適役の上司はちょっとやり過ぎでクサかったな。ちょっと浮いてるとゆうか、何となくバランス悪いような気がしました。

ベン・スティラーはいかにもアメリカのコメディアンて感じで今まで苦手だったんですが、今回の抑えた演技は素晴らしくて一気に好きになってしまいました。

何とも中途半端で冴えない感じが絶妙で、笑いの取りかたもこれくらいが程よいなあと思います。

ちなみに、ぼくは字幕版で観たんでどーでもいいんですけど、吹替版は声優がどんなんだろうって気がします。声優のイメージが強すぎるとノイズになっちゃってあんまりよくないと思うんだけどなあ。

強調しすぎない伏線とか、ゆるい謎解きになってるあたりはなかなか良かったです。もっとそのあたりを押してくれたらよかったのになあ。もったいない。

まあでも観終わった後、旅出たいなあ旅っていいな、なんて思ったのも事実なんですよね笑。旅日記いいですね。あーゆうのぼくも付けてみたい。

あと写真家のショーンがべらぼうにカッコいいです。生きかたとゆうか、哲学がカッコイイ。ホントに素晴らしい風景は写真撮らないってのがステキです。

妹のキャラもよかったです。あの空気読めない感じが絶妙だったなあ。ピアノ売るとこでウォルターとお母さんが抱き合うシーン、よくわかんないけど兄さんと母さんが感動してるっぽいから自分も、て感じで遅れて抱きつくあたりとかほんと好きです。

ストレッチアームストロングって、日本でも手に入んのかな。ヴィレッジヴァンガードとかに売ってそう。ちょっと欲しいかも笑。

まあオチとか展開とかはだいたい読めるとゆうか、とってもわかりやすいおはなしですし、途中ところどころ破綻してるようなところもあるんですけど、それでも最後は爽やかな感動を味わえます。

気持ちのいいファンタジーですね。この手の現代的なファンタジーは嫌いじゃないです。あーだからこそもうちょっと何とかならなかったのかなあて思います。ホントおしいなあ。

おわり。

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▼▼▼▼

『LIFE! (The Secret Life of Walter Mitty) 』。2013年アメリカ。ベン・スティラー監督・主演。115分。

ニューヨークの伝統ある雑誌『LIFE』で写真管理部という地味な仕事に就いている平凡な男ウォルター (ベン・スティラー) 。単調な日常を送る彼の唯一の趣味は空想すること。現実世界では秘かに想いを寄せる同僚のシェリル (クリステン・ウィグ) に話しかけることさえままならない彼だが、空想の世界ではどんな危険にも怯まない勇敢なヒーローとなって大活躍するのだった。そんな中、『LIFE』の最終号を飾るはずだった写真のネガが行方不明になっていることが判明する。追い詰められたウォルターは、ネガのありかを直接聞き出すため、世界中を冒険している写真家ショーン (ショーン・ペン) を追って自らも冒険の旅に出るのだが…。

via: allcinema

予告編はこちら (2分ほどの動画です) 。

 -2010年代の映画 ,

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