アメイジング・スパイダーマン (2012)【映画106】

      2014/12/02

恐れるな。自ら選んだ、この運命を。

アメイジングスパイダーマン

スパイダーマンてあんまり好きじゃないんだった、てことを観はじめてから思い出しました笑。

何とゆうか、正義にヒーローのくせに女々しいんですよね。ナヨナヨと悩むヒーローは最近の流行りですが、スパイダーマンは独りよがり感が強いです。

伯父さんや恋人のお父さんといった、近しいひとをむざむざと死なせてしまいますし、つかそもそも伯父さんを殺した犯人を探すために動き始めてるわけですから、正義とゆうよりは私怨です。

なのに自分の活躍を認めてもらえなくて憤るとか、あんま自分勝手すぎるよなあと思ってしまいます。

そもそも忍者 (とゆうか欧米的な意味でのニンジャ) をイメージしてるんだろうから、あんまり目立たずに行動するのが美徳なんじゃないかと思うわけです。

そのあたりは今後成長してくと変わってくるのかな。けど基本お調子者キャラだからなあ、あんまり美学を感じないんですよね。そのあたりが好きになれない理由のような気がします。

周囲に助けられながらの活躍ってのも何か釈然としないんですよね。本作最大の見せ場ともいえる、ビルの間を糸のロープで飛ぶシーンだって、クレーン作業員にめっちゃお膳立てしてもらってだからなあ。

以前助けたから今度は助けられて、みたいなちょっと良い話とゆうか、みんなのチカラを合わせて的なはなしにしたいんでしょうけど、超人的な能力を持ってるヒーローにそーゆうのいらんでしょ。

すぐ正体明かしちゃうのも何か意味わかんないんですよね。結果的にそれで周囲を危険に晒してるわけですし。

ヒーローとはいえ、精神構造は平凡で極めて「人間臭い」ってのが一種のキーワードで、それが共感を呼んで人気になってるんでしょうけど、ぼくは観ていて不愉快でした。もっとがむばれよと。

あと何か圧倒的に「弱い」てのも気に入らないポイントです。所詮は蜘蛛ですからね。

てか蜘蛛って、巣を作って引っかかった獲物を食べるわけですから、殴り合いじゃ分が悪いのは当たり前です。あとは毒で攻撃したりですけど、そーゆうのはなかったなあ。

何かどうせならもっと卑怯に戦ってほしいんですよね。そのほうが蜘蛛らしい。膂力じゃ劣るに決まっています。

下水道に糸を張って、敵が来るのを待つ、みたいなのは、らしくてよかったです。あとはもっとすばしっこく動いて混乱させるとかやってほしかったなあ。その辺りは続編に期待、なんだろうか。

そいえばラストのビルを昇っていくシーンは『キングコング』を、ビルの中で隠れてるグウェン (恋人ね) のシーンは『ジュラシック・パーク』を意識してるっぽかったですけど、あんまりうまくなかったなあ。ドキドキ感ゼロでした。

と、散々文句を書き散らしましたが、アンドリュー・ガーフィールドはある意味ピッタリのキャスティング。ヒーロー役はあんまり似合わないんじゃないかと思ってたんですが、悩んだり調子に乗って失敗したりってゆう「人間臭さ」がとてもよくハマっています。

前シリーズのトビー・マグワイアは、『シービスケット』でジョッキー役もやったように、小柄で筋肉質な体型。飛び跳ねる姿は「ゴムまり」のイメージでした。

ガーフィールドはスラッとした手足の長い、バスケットボール選手みたいな体型で、より蜘蛛っぽい動きかなと思います。体型の違いでイメージがガラッと変わるのは面白いですね。

ヒロイン役のエマ・ストーンは、美人ですけど、何だか全然面白味のない役者さんだなあ笑。何考えてんだか表情からは全然読み取れないですし、優等生キャラもまるで似合わない笑。まあ美人ですし若いんで、今後に期待ってことで下手クソなのは目を瞑りましょう

素晴らしいのは伯父伯母のマーティン・シーンとサリー・フィールド。さすがに締まりますね。子供向けの娯楽作とはいえ、やっぱり演技力って大事なんだなあ、てのがよくわかります。

まあまあ、いろいろ文句みたいなことばっかり書きましたが、気楽に観られるアクション映画としては十分楽しめたと思います。公開中の『2』は、まあそのうちTVでやるだろうからそんとき観たらいいかな笑。

おわり。

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『アメイジング・スパイダーマン (The Amazing Spider-Man) 』。2012年アメリカ。マーク・ウェブ監督。136分。

サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演による実写版3部作が世界的に大ヒットしたマーヴェル・コミックスの人気キャラクターを、『(500) 日のサマー』のマーク・ウェブ監督、『ソーシャル・ネットワーク』のアンドリュー・ガーフィールド主演で装いも新たに3Dで再映画化したアクション・アドベンチャー大作。両親の失踪の真相を追い求める悩み多き青年が、様々な葛藤を乗り越えスパイダーマンとしての運命を受け入れていく姿を、3D映像による迫力のアクションとフレッシュかつエモーショナルなストーリー展開で描き出す。共演はエマ・ストーン、リス・エヴァンス、マーティン・シーン、サリー・フィールド。

幼いときに両親が失踪し、心に傷を抱えたまま伯父夫婦 (マーティン・シーン / サリー・フィールド) のもとで育った内気な高校生、ピーター・パーカー (アンドリュー・ガーフィールド) 。彼は、NY市警警部を父 (デニス・リアリー) に持つ同級生グウェン・ステイシー (エマ・ストーン) に秘かな想いを寄せる日々。そんなある日、父の鞄を見つけたピーターは、父のことを知るオズコープ社のコナーズ博士 (リス・エヴァンス) を訪ねる。しかしそこで、遺伝子実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。翌日、ピーターの身体に異変が起こり、超人的なパワーとスピードを身につけることに。やがて彼はその能力を正義のために使うことを決意し、スーパーヒーロー”スパイダーマン”となって街の悪党退治に乗り出すが…。

via: allcinema

予告編は以下です (2分半ほどの動画です) 。

 -2010年代の映画 ,

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