フレンチ・コネクション2 (1975)【映画】

      2014/10/31

刑事ポパイ、マルセイユへ!

フレンチコネクション2

『フレンチ・コネクション2 (French Connection II)』鑑賞。1975年アメリカ。ジョン・フランケンハイマー監督。119分。

麻薬組織壊滅に執念を燃やす、”ポパイ”ことドイル刑事 (ジーン・ハックマン) の活躍を描いた刑事アクション第2弾。麻薬ルートを追ってフランスへ渡るドイル刑事。だが、組織に捕らえられ、彼は麻薬漬けにされてしまう。必死の努力で麻薬を体内から一掃したドイルは、再び組織へ挑む……。クライマックス、敵を追って延々と走り続けるポパイの姿は、下手なカー・チェイスなど足元にも及ばない緊張感と躍動感を感じさせる。フランケンハイマーのダイナミズムみなぎる好続編だ。

via: allcinema

『2』は観なくてもいい出来、とゆうのをどこかで聞いたことがあったのだが、そこまで面白くないわけでもなかったので、良い意味で裏切られた感じ。

ちなみに前作の感想はこちら

フレンチ・コネクション (1971)【映画027】

わかりやすくなっちゃった

その前作よりもわかりやすい作りで、映画としては遥かに観やすくなっている。でもわかりにくいところが『フレンチ・コネクション』の良さ、みたいなところもあるからなあ。

そーゆう意味で本作は、わかりやすく「なっちゃった」とゆう感じで、フツーに面白い刑事モノに成り下がってしまった、と言えなくもない。

前作のタネ明かしみたいになってるのも何だか気に入らない。説明しちゃったら野暮なんだよなあ。

ポパイ、キレすぎ

前作のポパイは、正義感が強すぎてハミ出してしまう、とゆう役どころだったが、今作では異国に来て若干ヤケ気味。思うようにいかなくて拗ねてるだけの、タダの悪徳刑事みたいになっていた。

バカンスっぽい柄シャツのせいでそう見えるのかもしれない。意外と似合うんだなあ笑。

苦悩するジーン・ハックマンの芝居は、なかなか見ごたえがあるものの、このシリーズにはそーゆうの求めてないんだよなあ。

捜査と関係なさすぎる展開で、最後までこの路線でいかれたらたまらないなあと不安になった。中盤の展開はちょっと退屈。

で、後半復活してから、監禁されてたホテルを焼き払うあたりはキレかたがムチャクチャ。いくらなんでもやりすぎだろう笑。あれじゃただの復讐だって。

フランスの英語事情

このころのフランス (マルセイユ) って、こんなに英語通じないの?てのがちょっと気になった。いや今もなのかな?

コトバの通じないバーで、バーテンにお酒奢って仲良くなるシーンがなかなかステキ。ゆで卵をつまみにウイスキー飲むとか、カッコよすぎるなあ。

ランチェイス

ラストの追いかけっこはなかなかの見どころ。前作はカーチェイスがすさまじかったけど、今回は走って追いかけるから、ランチェイスとゆうべきか?

ときどき「ポパイ視点」になるのが面白い。カメラの横からにょきっと手が出てきて柵を開けたりとか。

バスのところで人並みに紛れて一回見失う展開も好き。『フレンチ・コネクション』は、ごちゃごちゃするのがいいんだよなあ。

さいごに

多少わかりやすくなったとはいえ、前作の雰囲気はギリギリ保ってる感じで、そのあたりのサジ加減はなかなか巧いなあと思った。

伏線と見せかけて全く回収されないとゆうか、よくわからないシーンもいくつかあったなあ

監禁されてるときに、ホテルの管理人みたいなババアに腕時計をパクられるところとか、あとでゼッタイ繋がってくるんだろうと思ってたら何でもなかった。てか何だったんだろうあれ。

それと、復活したあとに、押収した麻薬がポケットに入ったままになってるシーン。

袋破いてパラパラこぼしたから、「あーまた手染めちゃうのかなあ」と思ったら、これも特にあとで拾われることもなく、何でもない感じで終わってしまった。

あれはたぶん、薬を捨てて克服したってことなんだろうけど、わかりにくかったなあ。何だろ、敢えてどっちかわかんない演出にしたってことなのかな?

こーゆうよくわかんないシーンがあると、「そうそう、『フレンチ・コネクション』はこーでなくっちゃ」と思って何だか妙に安心してしまう。わかりにくいほうが嬉しいって、ホント独特な映画だよなあ。

おわり。

にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ

 -1989年以前の映画 ,

ad

スポンサーリンク

  関連記事

新幹線大爆破 (1975) 【映画096】

新幹線ひかり109号《東京-博多》が爆破される!!乗客1500人に生命を乗せて、かつてない恐怖と緊迫

マイベスト・ヒッチコック!

生誕115周年てことで (中途半端笑) !

ジャッカルの日 (1973)【映画】

ドゴール暗殺計画をひっさげて ジャッカルがやってくる!

七年目の浮気 (1955)【映画】

束の間の独身ライフ。妄想アラフォーおやじ万歳笑!

犬神家の一族 (1976)【映画069】

金田一さん、事件です!

悪魔の手毬唄 (1977)【映画093】

可憐な手毬唄にのって起こる、凄絶な連続殺人。

エイリアン (1979)【映画038】

『エイリアン』鑑賞。気持ち悪さや怖さはもはや「芸術」といっていいかもしれません。エイリアンのヌルヌルネバネバした質感がとにかく気持ち悪くて怖いです。

サイコ (1960)【映画】

ヒッチコックの『サイコ』を観ました。何度観ても興奮するサイコスリラーの金字塔です。圧倒されるようなゾクゾク感の連続で、食い入るように観てしまいました。

恐怖の報酬 (1953)【映画】

南米の油田で発生した大火災を消火するため、ニトログリセリンをトラックで運ぶ4人の男を描いた傑作サスペ

網走番外地 北海篇 (1965)【映画】

北海狼蹴散らして、帰ってきました網走野郎!ドスの高倉暴れまくる、人気シリーズ中の最高傑作!

ad

スポンサーリンク

  Message

メールアドレスが公開されることはありません。

ad

スポンサーリンク

長いお別れ【映画感想】岸辺の旅(2015)

物理学に、ホール(正孔 / せいこう)という考え方がある。 整然と並んだ電子の列で、そのうちのひとつ

終わるまでが戦争です【映画】日本のいちばん長い日(2015)

降伏か、本土決戦か__。

迷路荘の惨劇 (横溝正史)【読書】

角川文庫・金田一耕助ファイルの8冊目『迷路荘の惨劇』を読みました。子どものころハマった金田一を、1年

ゼッタイ押すなよ!【映画】人生スイッチ (2014)

押したら、さいご。

マイベストグルメ!〜2015上半期〜

2015年の上半期に行ったお店の中から、特に美味しかった5店舗を選んでみました!

  • ランキングに参加しています。当ブログの順位は以下から確認できます。

    にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ

    ブログランキングならblogram track feed コタノト!



  • follow us in feedly