スタンド・バイ・ミー (1986)【映画】

      2014/10/31

12才の夏、誰も大人になんかなりたくなかった…。

スタンドバイミー ロブライナー

『スタンド・バイ・ミー (Stand by Me)』鑑賞。1986年アメリカ。ロブ・ライナー監督。89分。

モダン・ホラーの帝王スティーヴン・キングの非ホラー短編を基に、ロブ・ライナーが少年時代の想い出をさわやかに描き上げた名編。オレゴンの田舎町、行方不明になった少年の死体を見つけようと、ちょっとした冒険旅行に出かける4人の少年。コロコロと笑い、ささいな事で怒り、突然不安に襲われたりする、少年期特有の心情がつぶさに描かれており、少年時代の原風景とでも呼べる山や森を見事に捉えた映像と相俟って、かつて少年だった男たちの琴線に触れてやまない一編である。そして、タイトルにもなっているベン・E・キングのスタンダード・ナンバーは、何にもましてこの作品の切なさを代弁している。

via: allcinema

初鑑賞。有名なテーマ曲と、4人の少年が線路を歩く、てことくらいしか知らなかったので、若き日のジャック・バウアー (エース / キーファー・サザーランド) が出てきたのにはかなり驚いた笑。

子供時代の普遍性

80年代に製作された、50年代のアメリカの少年たちを描いた物語だが、少しも古びていないことがまずスゴイ。

秘密基地を作ったり、冒険へ出かけたりってのは、例えば『20世紀少年』や『ペンギン・ハイウェイ』なんかとも重なる描写で、少年たちの世界ってのは時代も国も関係なく共通なんだってことがよくわかる。

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子供たちが主人公の物語って、いかに彼らの目線で語れるかってところにかかってると思っているのだが、これがなかなか難しい。

本作は子供の賢さと幼さの境界が絶妙で、子供っぽい矛盾を (映画としては) 矛盾なく描いてて素晴らしい。このあたりを履き違えちゃってる作品はたくさんある。

The Body

キングの原作は『The body (死体) 』とゆうタイトルで、ぼくはこのタイトルのほうが好き。

誰にでも起こる、どこにでもあるちょっと不思議なおはなし、てのがいかにもキングらしくて良い。

作家である語り手の回想、とゆう構図になっているのだが、若き日の主人公が劇中が語る「ブタケツ」の話は、ストーリーテリングの難しさみたいなものを物語ってて面白かった。

オチが伝わらずに困ってしまう少年。面白い話を面白く語るのって難しいんだよなあ。

大人の世界との対比

少年たちが歩いて2日がかりの距離を、街の不良であるエースたちは車でサクッと数時間で来てしまう。

大人にとっては何でもない距離なのに、子供にとっては大冒険。この辺りの対比が実に巧くできている。

子供時代にしか体験できないこと、てのはやっぱりあるよなあとしみじみ思ってしまう。

さいごに

キング原作の映画やドラマはたくさん観たけど、そいえば本は一篇も読んだことないんだよなあ。短篇あたりからちょっと読んでみようかな。

おわり。

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