300〈スリーハンドレッド〉(2007)【映画】

      2014/10/31

300人VS1,000,000人、真っ向勝負!

300 ザックスナイダー

『300〈スリーハンドレッド〉(300)』鑑賞。2007年アメリカ。ザック・スナイダー監督。117分。

紀元前480年、それまで千もの国々を征服してきた大帝国ペルシアはスパルタを次なる標的に定め、ペルシア大王クセルクセス (ロドリゴ・サントロ) に服従の証を立てるよう迫ってきた。これに対し、戦士の国スパルタの王レオニダス (ジェラルド・バトラー) はその要求を一蹴、100万の軍勢を持つペルシアと戦うことを決意する。そして、レオニダスのもとには強靱な300人の精鋭が集結するのだった。さらにアルカディア軍などの援軍も得たレオニダスは、海岸線に連なる狭い山道のホット・ゲートに敵を誘い込む作戦を掲げ、300人の勇士と共に立ちはだかる。やがて、ペルシアの大軍が現われ、熾烈極まる死闘が始まった。圧倒的に不利と思われたスパルタ軍は怒濤の攻撃で敵軍を粉砕し、緒戦となる一日目は勝利を収めるのだが…。

via: allcinema

続編の試写会へ行けることになったので、復習も兼ねて鑑賞。うん、前観たときも思ったけど、やっぱ痛いよね。

背景の説明が欲しい

史実を元に作られたおはなし。だけどぼくは世界史の基礎知識が圧倒的に欠如しているので、背景なんかがさっぱりわからない。

スパルタとかアテナイとかペルシア戦争とか、個々の名前は聞いたことがあって漠然としたイメージは持っているものの、どう繋がってるのかを全然知らないから、イマイチ物語に入り込めなかった。

何のために戦っているのか、誰が敵で何が目的なのか、どーなったら勝ち (負け) なのか。全部サラッと撫でただけで、いかにも中途半端だった。せっかくのアクションも展開が退屈だと活きなくてもったいない。

古代ローマと古代ギリシャの区別が全くついていないぼくにもわかるように、もう少し説明してほしかったなあと思う。

スパルタ人の思想

レオニダス (ジェラルド・バトラー) とスパルタって国の価値観自体、そもそもあんまり共感できない、てのもある。

これじゃタダの殺戮好きで野蛮な戦闘民族じゃないか。まるでサイヤ人じゃん、と思ったけど、確かに似たようなところはあるかもしれない。

勇敢に戦って、死をも恐れない、みたいなことを言いながら、(隊長みたいなひとの) 息子が殺されちゃったら一気に老け込んじゃったりして何とも弱々しい。敵側にだって家族がいるわけなんだから、こーゆうのは不公平なんだよなあ。

つか主人公側の価値観が理解不能だから、敵側はもはや (身なりが) ヒトですらない。そのあたりはうまいことバランスを合わせている。ヒトじゃないからバタバタ斬り殺してもいい、みたいな。

それにしてもあの巨人みたいな怪物は何だったんだろう笑。「何か違う感」がすごかった。てそんなこと言ったらペルシア王のクセルクセスもだいぶ妖怪じみてたけど。

スパルタ無双

歴史上の人物をキャラ化してる、てのは『戦国無双』みたい。その古代ギリシャ版なんだから、さしずめ「スパルタ無双」といったところか。

そう言われてみればアクションシーンはバリバリの「無双」ぶりで、細かい展開なんかはどうでもよくなるほどの、ものすごい迫力だった。

イチイチ痛々しいんだけど、あまりの鮮やかさにちょっとした爽快感もある。

首刎ねられたりとかはさすがに「ウゲ」ってなるけど、不思議とそこまでの残酷さは感じない。敵がヒトに見えないこととも関係するけど、あまりにも現実感が乏しいのが、かえっていいのかもしれない。

それにしてもほとんどムキムキの肉体のみで戦ってるのにリアリティ感じないってのも、何だかちょっと不思議な感覚。鍛えすぎで筋肉すらコスチュームっぽく見えちゃってるからなあ笑。

服着ようよ笑

どうやったらこんなにムキムキになれるんだろう、てくらいにことごとく全員裸。てかさ、服、着ようよ笑。

寝室で、全裸で佇むシーンなんて、『テルマエ・ロマエ』みたいだった。違いと言えば、風呂入ってるか闘ってるくらいなんじゃないか笑。

てか『テルマエ〜』の阿部寛さんはこの中に混ざっても全然違和感ないよなあ、なんてことも思ったりした。

それにしても、こんだけ服着てないのはもはやウケ狙いなんだろうかと勘繰りたくなる。そのくせみんなおんなじ格好だし、兜被っちゃうと誰が誰だがまったく区別がつかないってのはもう何の大会なんだよと思った笑。

さいごに

主演のジェラルド・バトラーって、ちょっとジョージ・クルーニーに似てたなあ。セクシーさを引いて、代わりに男臭さをプラスした感じ。

てまあ、あの髪型とヒゲにしたら、だいたいみんなおんなじような感じになるのかもだけど。

あと全然どーでもいいことだけど、スパルタ人て英語だとスパルタンなのね。言われるまで気づかなかった笑。

アクションシーンはたしかにスゴイ迫力なんだけど、ワンパターンで正直ちょっと退屈だったところもある。おんなじようなやつ何回も見せられてもねえ……。

続編では (ストーリー展開も含めて) いろいろ改善されてるといいなあ。

おわり。

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ちなみに、続編の予告は以下 (1分半ほどの動画) 。海洋アクションがあったり、女戦士が出てきたりと、いろいろ幅は広がっている、といいなあ。

追記 (2014/6/12)

続編を観てきました。感想はこちら

300〈スリーハンドレッド〉〜帝国の進撃〜 (2014)【映画】 (コタノト!)

 -2000年代の映画

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