オール・ユー・ニード・イズ・キル (2014)【映画】

      2014/11/18

戦う、死ぬ、目覚める__。

オールユーニードイズキル トムクルーズ

試写会にて『オール・ユー・ニード・イズ・キル (Edge of Tomorrow) 』鑑賞。2014年アメリカ。ダグ・リーマン監督。113分。

近未来の地球を舞台に、ある兵士が戦闘と死をループしながら、幾度も戦闘するうちに技術を身に付けていくさまを描く。

via: シネマトゥデイ

原作は桜坂洋のライトノベル。主演はトム・クルーズ。共演にエミリー・ブラントほか。7月4日公開。

大して期待していなかったのだが、どっこい面白かった!やぱトム・クルーズはハズレないなあ。

ヘナチョコ・トム

本作のトムは珍しく、ヘナチョコな男を演じている。まあ最終的には強くなっていくわけだけど、最初のほうはかなり情けなくて、ある意味新鮮だった。

かつては無敵でカッコイイ役ばかり、てかなんでお前だけ死なねーんだよ笑、てツッコミたくなるようなキャラばっかり演じてて、そーゆうアクション映画をぼくは勝手に「トム・クルーズ劇場」と呼んでいる。

んで、ぼくはそんな「劇場」を期待してトムの映画を観に行くわけだけど、最近では『オブリビオン』など、イメージを逆手に取ったような役柄も多くなってきた。

「なんで死なねーんだよ」に対する理由づけがなされているとゆうか、トム自身が「トム・クルーズ」の持っているイメージで遊んでいるようなところがあって面白い。まあ別の意味で「選ばれし者」ではあるんだけど。

本作も前半の情けない役を、とても楽しそうに演じていて、こちらも当然楽しく観ることができる。

テンポのいいリピート

ラノベは食わず嫌いなところがあって、原作のことはよく知らない。なるほどこーゆう設定は人気出るだろうなあ、てのはよくわかる。

どこかで出会ったことがある、つかアイデアに新しさはまるで感じないけど、とにかくあまりに何遍も死にまくるのはちょっと痛快で、だんだんとおかしみが出てくる。

何度もコンティニューを繰り返しながら、課題をひとつひとつクリアしていく感覚は確かにゲーム的で面白い。しかも難易度はちょーハードモードときてるんだから、ゲーム好きなら間違いなくワクワクできる設定だろう。

同じシーンを何度も見せつつ、同じじゃない部分を織り交ぜて、しかも飽きさせないようにリピートする、てのはけっこう難しいんじゃないかなあ。

本作はそのあたり実に見事な構成で、さすがダグ・リーマンだなあと思った。てかいつからダグ・ライマンになったの笑?

何かよくよく考えると設定おかしいだろ、て部分はものすごくたくさんあるんだけど、そんなことまで頭が回らないくらいテンポがいいから、観てるあいだは全く気にならない。

これ以上ないスピード感でぐわんぐわん引っ張られて、終わった後でじわじわと疑問が浮かんでくる、てのも逆にうまい具合の余韻になってたりして面白い。

映画に追い越される!

戦闘開始5分で主人公が死ぬとかネタバレじゃん、て思ってたけど、知っててもドキドキするのはさすがのトム・クルーズクオリティ。

しかも後半、ある出来事をきっかけにリピートが効かなくなってからの緊張感といったらもうスゴイ。それまで何度も死ぬことに、ケイジはおろか観客まで完全に慣れきったところで、そのルールを外すって展開は実に巧い。

巧いと言えば、観客はリピートでも常に「はじめて」の成功例、とゆうかケイジたちにとってはじめての展開をいつも観ているのかと思っていたのだが、ヘリコプターのシーンあたりから、実は「はじめて」じゃない、てことが明かされてかなりの衝撃だった。

「神の視点」を持ってるのは観客である我々だと思って余裕ぶっこいてたら、いつの間にか映画の中の登場人物に追い越されいる、て感覚は、ちょっと今までにないくらいに新鮮だった。バラしかたも巧いんだよなあ。

さいごに

ラストミッション』のケヴィン・コスナーにも感じたことだけど、大スターは笑いの取りかたも巧い (アクション映画には、ある程度笑いの要素があったほうが良い、てのがぼくの持論) 。

これまでのキャリアで演じてきたキャラクタに付随する、自分自身のイメージをネタにできる強みと余裕が素晴らしい。

トムもさすがにちょっと年取ったな、て感じたけど、最近は今までとは違った一面を、ちょっとずつだけど魅せてくれるようになってきている。

相変わらずのトムアクションを織り交ぜつつ、キャラをちょっとずつシフトしていくことで、まだまだ輝けるなあ、と感じた。

オチはある程度想像できたとゆうか、大した驚きはなかったけど、それでもニヤリとできるラストカットは最高。やぱトム・クルーズはホントに期待を裏切らないなあ。

おわり。

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▼▼▼▼

あらすじはこんな感じ。

近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐 (トム・クルーズ) は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ (エミリー・ブラント) と出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ……。

via: シネマトゥデイ

予告編は以下 (2分半ほどの動画です) 。

 -2010年代の映画 , , ,

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