ジゴロ・イン・ニューヨーク (2013)【映画】

      2014/12/02

ジゴロ、始めました。寂しい夜は、是非お電話を__。

ジゴロインニューヨーク

試写会にて『ジゴロ・イン・ニューヨーク (Fading Gigolo) 』鑑賞。2013年アメリカ。ジョン・タトゥーロ監督・脚本・主演。90分。

不況で経済状態の悪い友人同士の男性2人が金もうけに男娼〈だんしょう〉ビジネスをスタートしたところ、思わぬ騒動に巻き込まれていくブラックコメディー。

via: シネマトゥデイ

共演にウディ・アレン、ヴァネッサ・パラディ、シャロン・ストーンなど。7月11日公開。

オシャレで小粋な、いわゆる「大人の映画」。特別何が起こるってわけでもなく、出会った男と女が恋に落ちて別れる、てゆういたって平凡で退屈なラブストーリーだけど、周辺部分の小ネタがいちいち可笑しくて、最後まで飽きずに楽しむことができた。

ウディ・アレン最高笑

ウディ・アレンの映画はなぜだか縁がなくて、これまでほとんど観たことがなかった。監督作はこの前『ブルージャスミン』を観たけど、お芝居を観るのは本作が初めて。

つーわけで完全にウディ・アレン目当てで観にいったわけだが、会話から仕草や表情にいたるまで全てが可笑しくて最高だった。アレンが出ていないシーンになると、ちょっとトーンダウンしちゃうくらい。

台詞や動きのどこまでが演出でどこからがアドリブなのかわからない感じが、どことなく西田敏行さんぽくて、一気に好きになってしまった。

これ自分の監督作でもこんなに自由なのかなあ。何か久しぶりにひとの映画出てのびのびやってる、て感じがした。アレン監督主演の映画も今度チェックしてみよっと。

クライマックスでユダヤ人に拉致されるあたりはもちろんのこと、野球のシーンも最高だったなあ。「ケヴィン・ユーキリスを知ってるか?」とか笑。日本の野球ファンも嬉しい。

言われてみると確かにちょっとヘンな構えだなあ。

元本屋店主と花屋のバイト

喋くり倒すアレンとは対照的に、終始寡黙なジョン・タトゥーロ色男は余計なことしないほうが輝くんだよなあ。カコイイ。

聞き上手なひとってジゴロに向いてるんじゃないかと思う。「おれがおれが」よりも、やぱ黙って話聞いてくれるひとのが魅力的なんじゃないかな。んで寡黙なクセにいざ喋ると何カ国語も操れるってのはもう、カッコイイを通り越してちょっとズルい。

つかどーでもいいことだけど、「ジゴロ (gigolo) 」て歴とした英単語なのね。今までずっと、日本の造語的な何かなのかと思ってました。

フィオラバンテて名前の響きもだいぶカッコイイ。何か源氏名みたいなのを付けてたけど (ヴァージル) 、元のほうが断然カッコよくね?

つかつか、アレンとのコンビはホントに息がピッタリで、かなりステキだった。潰れた本屋の元店主と花屋のバイトって笑。職業の設定もオシャレ!何か年の離れた友だちっていいなあなんて、全然関係ないとこで感動してしまった。

そいや、今の仕事は「配管工」てことにしてたけど、他の映画なんかでも何か怪しげな職業のときってだいたい「配管工」て偽るような気がする。どーゆう意味があるんだろう。「配管工」て言われるとスーパーマリオしか思い浮かばねー。

品のいいエロ

男娼なんてゆう怪しげな職業 (世界最古の職業笑) を扱ってる映画なのに、あんまり前面にエロが出てこないところも品が良くて好き。

何だろ、タトゥーロはいやらしいことしなくても、立ってるだけでもう十分セクシーなんだよなあ。「プレイボーイってのはジョージ・クルーニーみたいなやつのことだろ?」とか言ってたけど、あんたも十分色男だよ笑

シャロン・ストーンの女医 (皮膚科ってところも何か分かんないけどジワジワくる) とそのパートナー (ソフィア・ベルガラ) はけっこうムンムンなんだけど、やらしすぎるのがむしろ笑いになってるせいか、エロさはあんまり感じない。

ベルガラのプロポーションを「物理学上の奇跡」とか確かに笑。

アレンも言ってることは品がないのに、全然下品に聞こえないのがスゴイ。嫌みのない感じで下ネタを言えるひとっていいなあと常々思ってて、その代表格と言えばぼくの中では今までずっと明石家さんまさんだった。

けどウディ・アレンもさんまさんに匹敵するなあ。二人とも笑いやセンスの良さでうまく包んでエロを隠してるってのは共通してるけど、アレンはそこに知性もプラスされている。

ランジェリーショップ (なぜ居たのか意味不明笑) での過激な下着越しのショットすら、いやらしいどころか品が良くてオシャレにすら映るってどんだけ笑。

さいごに

ヒロインのヴァネッサ・パラディも、本作でほとんど初めて観た。ジョニデのあれだったひとかあなるほど。

黙ってる横顔とかすげー美人なのに、すきっ歯なのがどうしても気になった。昔はチャームポイントだったらしいけどホントかなあ。申し訳ないけどゾンビにしか見えなかった

それよりかラストシーンで出てきた女優さんのがずっと美人だったなあ。あのひと何者なんだろ。

ユダヤ人絡みのジョークとか、真意がよくわからないネタもたくさんぶっ込まれてたけど、わかんないなりに何となくで笑えちゃって面白い。

上映時間も90分と短くて、アレンとタトゥーロの会話をもうちょっと楽しみたい、と思うあたりで終わっちゃうのも、イイ感じに余韻が残ってよかった。

おわり。

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▼▼▼▼

あらすじは以下の通り。

不況で店の経営に頭を悩ませていたブルックリンの本屋店主 (ウディ・アレン) は、花屋を営む友人 (ジョン・タトゥーロ) をジゴロにして男娼〈だんしょう〉ビジネスで金を稼ぐことを思い付く。早速友人を説得し開業すると、クールで男前なジゴロは裕福な女性たちにモテモテ。商売は繁盛するが、ジゴロがある未亡人 (ヴァネッサ・パラディ) に恋をしてしまい……。

via: シネマトゥデイ

予告編は以下 (1分45秒ほどの動画です) 。

 -2010年代の映画 , ,

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