ダイ・ハード2 (1990)【映画】

      2014/10/31

Die Harder!

ダイハード2

『ダイ・ハード2 (Die Hard 2)』鑑賞。1990年アメリカ。レニー・ハーリン監督。124分。

ワシントンに護送されてくる中南米の麻薬王。その奪還を図る傭兵部隊によってダレス空港はその機能を停止、上空で待機する旅客機全てが人質となった。妻の到着を待っていたためにまたしても“クリスマスの悪夢”に見舞われた刑事ジョン・マクレーン (ブルース・ウィリス) の弧軍奮闘ぶりがかなりの劇画調で描かれる。

via: allcinema

主演はもちろんブルース・ウィリス。共演にウィリアム・サドラー。ボニー・ベデリア、レジナルド・ヴェルジョンソン、ウィリアム・アザートンは前作と同役で出演。

制約の難しさ

前作は非常によく出来たアクション映画の大傑作だったが、それに比べるとこの続編はやや劣る。

フツーに面白いアクション映画ではあるが、何度も観たいかって言われると「うーん……。」て感じで、ゆえに印象も薄い。

前作同様、事件の日がクリスマスだったり、後日談的な小ネタを挟んでるあたりはいかにも”続編”らしい。

NY市警だったマクレーン刑事は、LA (前作の舞台) に移り住んで奥さんと平和に暮らしていたはずなのに、今度はなぜだかワシントンD.C. (奥さんの実家、とゆう設定) のダレス空港でテロに巻き込まれる。てどんだけ運悪いんだよホント

前作の魅力は”限定空間”と”ひとりぼっち”にあったのに、スケールが大きくなったことでそのどちらもが取り去られてしまって、何だか単なるキャラクタ映画みたいになってしまっている。残念だなあ。

つか制約がないと逆に難しいんだよね。マクレーンのキャラばっかり目立っちゃってるあたりは、何だか青島刑事みたいでイチイチ鼻につく。

広い空港が舞台なのはいいんだけど、位置関係がイマイチ分かりにくいのも映画に入り込めない原因なのかなと思う。

前作の「ナカトミ・ビル」は、何階に何があって、どこで何が起こってて、てのがすんごい分かりやすかっただけに、余計に雑な印象を受けてしまう。

お決まりのダクト内移動は本作でも健在だが、唐突に「近道だから」とか言われてもなあ。

ムダに広い分、地下通路とか何でもありで、ほとんどワープしてるようにしか見えない。今ひとつ緊張感に欠けるんだよなあ。

空間の制約をなくした代わりなのか、本作では飛行機の燃料とゆう時間的な制約が設定されている。

保って2時間とか、あと90分とか、だいたい上映時間とおんなじくらいで、おそらくリアルタイム感を狙ったんだろうが、いかにも中途半端であまり巧く活かせていない。

相対論じゃないけど、時間と空間て対〈つい〉なんだよね。こっからここまで移動するにはこんくらい時間がかかるから、みたいな計算なしでテキトーにごまかしてるからどこかチグハグで、ところどころワープみたくなっちゃうのもこのあたりに原因があるのかもしれない。

ロレンゾ署長

マクレーンの行動にいちいちケチを付けるロレンゾ署長 (デニス・フランツ) が面白い。あんまり知らない役者さんだけど、なかなか巧いなあ。

嫌みで使えない中間管理職の悲哀。ことごとく邪魔してきて見ててイライラするけど、ひょっとすると自分はあーゆうちっぽけな男かもしれない、なんて考えると恐ろしい。

オープニングで駐禁の違反切符切った警官が署長の弟だったり、だんだんと良いやつになってったりするあたりはちょっとおいしい役どころ。この違反切符はラストのオチにも使われてて、伏線としてもなかなか巧い。

最大の見せ場へのツッコミ

アクションのアイデアがところどころ面白いのは相変わらず。動く歩道を使うところとか巧いなあ。

ラストのライターを使った爆発なんかも面白い。リアリティよりも見映えが良くて、多少ツッコミどころがあったほうがアクション映画は楽しい

まあでも、操縦席からの脱出シーンは展開がちょっと強引だと感じる。

逃げ場のないコクピットに隠れるって、マクレーンほどしぶとい男の行動としては明らかにおかしい。何てゆうかあんまりプロっぽくないんだよなあ。

あの脱出と爆発の画を撮りたいがための、無理矢理な展開としか思えない。けどまあ『ダイ・ハード2』といえばあの映像、てくらいにインパクトのある出来になったから、結果オーライなのかもだけど。

さいごに

ま、でも何が一番気に入らないって、マクレーンが最後まで服着たままってのがどーも『ダイ・ハード』ぽくないんだよなあ。

大雪の中でさすがに裸はおかしいだろ、てのが脱がない理由?そんなとこムダにこだわらなくていいから笑。

やぱマクレーンはヨレヨレドロドロのランニングシャツ一枚じゃないと、何だかピンとこないてゆうか、裸になってないと本気出してる感じがしない笑

あそうか、つまりは大した敵じゃなかったってことか。脱ぐまでもないと笑。敵が大したことないんじゃ、映画が盛り上がんないのも仕方ないなあ笑。

おわり。

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