そんな彼なら捨てちゃえば? (2009)【映画】

      2014/10/31

男子禁制のガールズ・トーク・ムービー!

そんな彼なら捨てちゃえば

『そんな彼なら捨てちゃえば? (He’s Just Not That into You) 』鑑賞。2009年アメリカ。ケン・クワピス監督。130分。

映画版も世界的に大ヒットしたテレビドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』の脚本スタッフによる同名ベストセラーを映画化した恋愛群像劇。20代から30代の男女が織り成すさまざまな恋模様をコメディータッチで描く。

via: シネマトゥデイ

出演はベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア (兼製作総指揮) 、ジェニファー・コネリー、ケヴィン・コナリー、ブラッドリー・クーパー、ジニファー・グッドウィン、スカーレット・ヨハンソン、ジャスティン・ロングなど。

以前は何が面白いのかわからなかったラブコメディってジャンルだが、最近はノリノリで楽しめるようになってきた。

群像劇はもともと好きだし、ところどころ声出して笑えるシーンもあって大満足だった。

ユルくて複雑な相関図

オープニングの人物紹介がすんげー巧い。一緒にいた男女が別れて、片方を追いかけてくと別のキャラクタと繋がるってゆう。

それぞれのエピソード (全部で4組?) は基本独立で進行するんだけど、ところどころ繋がってて、全体が輪っかのようにぐるっと巡ってる。

繋がりはユルいんだけど、人間関係はかなり複雑にこんがらがってる、てゆう群像劇の醍醐味を存分に味わうことができる。思わず相関図を書きたくなっちゃう

したたかな男、アホな女

一般的なラブストーリーて、恋愛に関しては女のほうが上手で、それに振り回されるバカな男、みたいな構図が多いのかなと勝手に思っている。つかフィクションに限らないか。恋愛は女性のほうが一枚も二枚も上手。

けど本作は、したたかな男とアホな女、みたいな構図を随所に感じる。しょっぱなから「女の勘違い人生」とか言ってるし笑。

それでも後半は、所々その立場が逆転するようなところもあって、二重に楽しめたりもする。「男>女」てゆう自ら設定した映画のルールをちょっと破綻させるあたりが何とも絶妙。

まあでも結局のところ、恋に落ちると冷静な判断ができなくなっちゃうのは男も女も一緒、てことなのかもなあ。

恋愛あるある

気になる相手から電話が掛かってこないなんてゆう他愛ないエピソードから、結婚観にまつわるおはなし、果ては不倫なんてゆう重苦しい話題までテーマは実に盛りだくさん。いわゆる恋愛あるある的な楽しみかたもできる。

何やら格言めいたはなしも随所に散りばめられていて、そのどれもが、言われてみればなるほどなあと妙にナットクできてしまうおはなしばかりなのも、なかなか巧いところを突いている。

テーマを区切る、てほどでもないけど、ちょこちょこ挿まれる幕間みたいなインタビューもすんげーオシャレ

群像劇だから散文的なんだけど、緩やかに繋がってるし、最後は何となくな感じで収まるべきところに収まるあたりも実に巧い。

軽いジジ、重いジャニーン

ぼくの一番好きなエピソードは、ダントツでジジ (ジニファー・グッドウィン) 。電話が来ないとか (笑) いちいちめんどくせーヤツだけど、何つーか他愛ない。西野カナかお前は笑

はっきり言ってモテない、つかだからこそとゆうべきか、がむばってる姿は思わず応援したくなっちゃう

アレックス (ジャスティン・ロング) との関係性の変化も、一番丁寧に描かれてたんじゃないかなあ。恋のサインだったり、後半立場が逆転したり、何気ない会話が後々の伏線になってたりして面白い。幸せんなれてよかったね。

リアルにめんどくせーのがジャニーン (ジェニファー・コネリー) 。このひと、根がマジメなんだろうなあ。神経質すぎてちょっと痛い。

息抜きの仕方が下手クソで、最後は爆発してしまう。てまあ、結婚しちゃってると重くなるよねそりゃ

つかつか、夫ベン役のブラッドリー・クーパーは『アメリカン・ハッスル』でもそうだったけど、クソ野郎な役がホントよく似合う

本人にあんまり悪気がないってゆうか、何が悪かったのかいまいちピンときてないあたりが何とも救いがたい笑

ベン・アフレックのファンタジー感

ベン・アフレックて苦手な役者さんなんだけど、本作のキャラは合ってたなあ。いつもはクサい芝居が鬱陶しい (笑) んだけど、今回はキャラそのものが鼻につくからか、なかなかよくハマっていた。

別れてボートで生活するとか、ピンチのときにサラッと戻ってきて助けてくれたりとか、挙げ句の果てにはあのプロポーズの仕方とか何時代だよ笑。ハイハイ、カッコイイカッコイイ (棒読み笑)

もうね、少女マンガの世界の住人なんだよね笑。リアリティのなさはもはやファンタジー

あそうか、ファンタジー出てくんないかなベン・アフレック。つかバットマンとかある意味キャラクタ映画だから、意外とハマるかもしんない。

さいごに

散々遠回りしたあげく、最終的にはカッコつけずに素の感情でぶつかったほうがいい、みたいなオチはホントそう思う。

恋の駆け引きってそれはそれで楽しいけど、ここぞってときにはやっぱりカッコ悪くてもいいから、正直な気持ちをストレートに伝えたほうが響くんだよなあ。

うまくいったりいかなかったり、いい感じの余韻を残しつつのオフショットっぽいエンディングもなかなかステキでした。

おわり。

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あらすじはこんな感じ。

いつも自分が空回りしてしまい、一向に運命の相手に出会えないジジ (ジニファー・グッドウィン) 、同居して7年になるのに結婚する気のないニール (ベン・アフレック) と、本音を隠しつつも実は結婚したいベス (ジェニファー・アニストン) ……。メリーランド州ボルチモアを舞台に、さまざまな事情を抱えた男女9人の恋模様が交錯していく。

via: シネマトゥデイ

 -2000年代の映画 ,

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