レインメーカー (1997)【映画】

      2014/10/31

愛する者たちを守る。

レインメーカー マットデイモン

『レインメーカー (The Rainmaker) 』鑑賞。1997年アメリカ。フランシス・フォード・コッポラ監督。135分。

理想に燃える若き法学部卒業生ルーディ (マット・デイモン) 。しかし現実は彼が抱いていた理想とはかけ離れていた。大手保険会社から支払いを拒否された貧しい家族や、社会的に弱い立場の依頼人が溢れる中、やがて彼は世の正義に疑問を持ち始める。

via: allcinema

原作はジョン・グリシャムの『原告側弁護人』。製作はマイケル・ダグラスほか。主演はマット・デイモン。共演にクレア・デインズ、ジョン・ヴォイド、ダニー・デヴィート、ミッキー・ローク、ロイ・シャイダー、ダニー・グローヴァーなど。

古き良きアメリカ映画みたいな「善さ」のある映画だった。そいえばフランク・キャプラの作品なんかとテイストが似ている。

おはなしはわかりやすいし、オチもだいたい想像がつく。けどあんまり退屈しないし、何よりもこれ以上ないってくらいに清々しくて痛快!ひねくれ者のぼくでも素直に感動することができた。

マット・デイモン若っ!

主人公ルーディを演じるのはマット・デイモン。ぼくの大好きな役者さんで、完全にデイモン目当ての鑑賞だった。

このひとはホントに優等生キャラが似合う。何だかここまで正義漢だと逆にムカつくような気もするんだけど、デイモンはそーゆう天の邪鬼な感情を抱かせない不思議さがある。

ちょっと小賢しいとゆうか、サイコーに要領よくて、単なる正義一直線なバカじゃない、てところが好きなのかもしれない。

デイモンを支える共演陣も曲者俳優ばかりで、彼らを観てるだけでも十分楽しい。

駆け出しの弁護士が成長してく物語だけど、若いデイモンが名脇役たちに引っ張られて役者としても成長していく、みたいなところもあって、役と本人がちょっとシンクロする感覚があるのも面白い。

あとヒロインのクレア・デインズも、美しさとカワイさのバランスが程よかった。このひともっと大物になってもよかったような気もするけど、最近はあんまりパッとしないの何でだろう。美人すぎると逆に面白味がなくて使いづらいんだろうか。

チビデブなのにカッコイイ笑

曲者ぞろいの脇役たちの中でも一際強烈な個性を放っているのがダニー・デヴィート。つかもうこのひとのための映画だよこれ。ダントツ。

チビデブで品のないおっさんなのに頼もしいって、もうホント何なのこのひと笑

食事しながらデイモンに独立を誘うシーンとか最高に胡散臭くて好き笑。

ゲップまじりに食べながら喋る姿はいかにも下品なおっさんて感じで、何とゆーか加齢臭まで匂ってきそうなリアリティがある笑。

デイモンが遅刻して、到着するまでの時間稼ぎをするシーンは最高におかしい。CEO笑。答えてるのがいかにも笑わなさそうなロイ・シャイダーなのが余計におかしい。

もう何か最後のほうとか若干カッコよく見えたりもするしなあ。最高すぎる笑。一気に好きになってしまった。

弁護士入門

けっこうガチな法廷ドラマって久しぶりに観たような気がする。ジョン・グリシャム原作の映画って、サスペンスフルな映画が多いイメージだったけど、ドラマメインでもイケるのね。

理想に燃える駆け出しの弁護士が、現実の中で奮闘する、なんてのは何だか日本のドラマにありがちな安っぽさなんだけど、役者も演出もあまり余計なことをしないから、重厚感があってしっかりとしたドラマとして成立してる。

未熟な弁護士が周りの助けを借りながら成長して事案を解決、てのは何とゆうか弁護士入門みたいな面白さもある。裁判の進めかたとか、けっこう丁寧に描かれてわかりやすい。

何だかちょっと『ステキな金縛り』みたいな雰囲気もあったなあ。つか、明らかに具合い悪そうだった判事が突然死んだりとか、本番の前に判事の部屋で被告側の弁護士と打ち合わせしたりとか、似たようなシーンがけっこうあるのも何だか楽しい。

そいえば『ステキな金縛り』もキャプラを意識してるようなところがあったしなあ。そのあたり何かしら関係があるのかもしれない。

さいごに

もうちょっと一発逆転な展開でもよかったかなあとも思う。十分爽やかな感動は得られるんだけど、勝つまでのプロセスに盛り上がりが少なくて、ちょっと物足りないと感じた。

それと、せっかく3つの全然関係ない事件を担当することになったんだから、最後その3つが繋がるみたいな展開だったら、もっと面白かったかなとも思った。

でも作りがサスペンスメインじゃないから、まあこれはこれでいいのか。あんまりうまくまとめすぎちゃうと、何だか映画全体が小狡い感じになっちゃうのかも、て気もするし、そのあたりさじ加減が難しい。

ヘタにはなしが巧すぎると、キレイさとか爽快感なんかが失われてしまうような気もする。あんまり小細工がないほうが、いっそ潔くていいのかもしれない。

あとこれはホントにすげーどーでもいいことなんだけど、リーガルパットってやっぱカッコイイなあなんてことも思った。ぼくもムダに使ってみたくなった (ホントすぐ影響される笑) 。

おわり。

にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ

▼▼▼▼

iTunesはこちら。▷ レインメーカー(字幕版)

 -1990年代の映画 , , ,

ad

スポンサーリンク

  関連記事

シャイン (1996)【映画074】

誰があなたを輝かせるの。あなたは誰を輝かせるの。

カッコイイ3時間【映画】ヒート (1995)

叫ぶか、黙るか。二人は出会った。いま高鳴る銃撃のシンフォニー。

トイ・ストーリー (1995)【映画】

友情してる場合じゃないぜ!!

ツイスター (1996)【映画】

時に、自然は人間の最も恐るべき敵になる__。

ジャッカル (1997)【映画】

毒には、毒を。

耳をすませば (1995)【映画】

『耳をすませば』鑑賞。久しぶりに観たらだいぶ印象が変わっていました。若者たちよりも、周辺の大人たちに惹かれます。歳とったからかなあ。

ダイ・ハード2 (1990)【映画】

Die Harder!

アウトブレイク (1995)【映画090】

絶滅するのは人類か、ウイルスか。

平成狸合戦ぽんぽこ (1994)【映画026】

『平成狸合戦ぽんぽこ』鑑賞。改めて観たら土地や専攻など自分との繋がりが多くて驚きました笑。カワイくて切なくて考えさせられる良い映画、大好きです。

アルマゲドン (1998)【映画076】

地球最後の日、60億の明日はたった14人に託された。

ad

スポンサーリンク

  Message

メールアドレスが公開されることはありません。

ad

スポンサーリンク

長いお別れ【映画感想】岸辺の旅(2015)

物理学に、ホール(正孔 / せいこう)という考え方がある。 整然と並んだ電子の列で、そのうちのひとつ

no image
横山秀夫の警察小説にハマる

いまさらですが、横山秀夫さんの小説にハマっています。 サクッと気楽に読める小説を、と手元にあった『深

終わるまでが戦争です【映画】日本のいちばん長い日(2015)

降伏か、本土決戦か__。

迷路荘の惨劇 (横溝正史)【読書】

角川文庫・金田一耕助ファイルの8冊目『迷路荘の惨劇』を読みました。子どものころハマった金田一を、1年

ゼッタイ押すなよ!【映画】人生スイッチ (2014)

押したら、さいご。

  • ランキングに参加しています。当ブログの順位は以下から確認できます。

    にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ

    ブログランキングならblogram track feed コタノト!



  • follow us in feedly