フルスロットル (2013)【映画】ノープランを凌駕する驚異の身体能力

      2014/10/31

身体能力【全開〈フルスロットル〉】で跳べ。究極の”ゼロG”アクション誕生!!

フルスロットル ポールウォーカー

試写会にて『フルスロットル (Brick Mansions) 』鑑賞。2013年アメリカ。カミーユ・ドゥラマーレ監督。91分。

2004年製作の『アルティメット』をベースにしたアクション。犯罪者の巣窟と化したデトロイトの一角を舞台に、大量破壊兵器の起動阻止に挑む潜入捜査官と並外れた身体能力を誇る男の姿を描く。

via: シネマトゥデイ

製作・脚本はリュック・ベッソン。主演はポール・ウォーカー。共演にダヴィッド・ベル、RZAなど。9月6日公開。

感想を一言でまとめると、ビックリするぐらい中身のない映画だけど笑、身体能力とアクションはすげー!

『ブリック・マンション』でよくねーか?

まずどーでもいいことなんだけど、何でこんなダサい邦題にしたんだろ笑。原題通り『ブリック・マンション』で良かったんじゃね

それじゃ意味分からないって?『フルスロットル』だってほとんど何も言ってないに等しいじゃんか。

けどまあ確かに「全開」だなあと思えるくらいには、90分間アクションしっぱなしで、単純に面白かった!て思える映画に仕上がってはいる。

もともと90分くらいの映画って収まりがいいとゆうか、サクッと観られるから好きで、リュック・ベッソンの映画はこの尺がピタリとハマる感じがする。つか、本作のテンションでこれ以上やられると、むしろ長すぎて疲れちゃう。

もうね、休憩パートがほとんどないの。んでムダもない。まあ全編内容のない映画 (言っちゃった笑!) だから、ムダになりようがないんだけど笑。

説明する気ないだろ笑

リュック・ベッソンて、物語を構築するって感覚が完全に欠落してるから、ちょっとでもマジメに作ろうとするとアラが出ておかしなことになっちゃうことがほとんど。

けど本作は、そもそも何かを語ろうとしてない笑ちゃんと説明するってことをハナから放棄してるようなところがあって、いっそ潔い

要塞みたいになってる地区にどーやって潜入するか、てのが見どころなのかと思ってたら、その辺は特に作戦がないの。もうね、正面突破。

敵のデッカいのと闘うことになったときも、「作戦は?」「やられる前に倒す!」みたいな会話が飛び交って小気味良い。完全ノープランの行き当たりばったり笑。

けど身体能力がズバ抜けてるから、それで何とかなっちゃうってゆうね。アクションも連続まくるし、こっちが何かを考える暇もないくらい、たしかに終始フルスロットル (全開) ではあるから、まあ邦題もあれでいいのか。つかまあ、どっちでもいいや笑。

サッカーでゆうところの、戦術ドログバ、みたいな感覚に近い。いろいろ策を弄したところで、結局ひとりにやられちゃうんだから、もう途方に暮れて観てるしかない。

ゼロGアクションなんてゆうこれまたダサいコピーが付いてて、『ゼロ・グラビティ』にあやかろうとしたのか何なのか知らないけど、まあとにかくホントに無重力なんじゃねーかってくらいにこれでもかってほど飛び跳ねてて楽しい。

ベッソン節もフルスロットル

最初の30分くらいは人物紹介みたいな感じで、前日譚的なおはなしが展開されるんだけど、そこのアクションのが本題よりもよくできてる、てのが何かちょっと残念だった。

ポール・ウォーカーとダヴィッド・ベルてゆう二人が混ざることで、焦点がぼやけちゃってるようなところがある。

リノ (ダヴィッド・ベル) がなぜあんなにすげーのか、てことはまあ当然のごとく一切説明されないんだけど、そのカノジョまでドラテクが凄まじいてのはどーゆうことなんだ笑。

つかあのマスタングカーチェイスが本作のアクションシーンの中でも一番スゲかったよーな……。

悪役も相変わらずのベッソン流とゆうかなんとゆうか。ヒップホップ系な黒人の不良軍団に、エキセントリックな中ボス女、ビジネスマン風の親分てゆういつも通りの安心感笑

けどボスのトレメイン (RZA) はなかなかカッコよかったなあ。料理しながら静かに凄むシーンが何ともおっかない。しかも最終的に一番得してんのこのひとだよね笑。役柄としてもオイしいし。

実写ルパンの監督やってほしい

やっぱりベッソンて、カーチェイスにしても何にしてもキレイなアクション撮らせたら世界一だなと思う。マンガ的な動きでも違和感なく観ることができる

それこそ『ルパン三世』実写版の監督やってほしかったなあ。

つか『TAXi』とか『トランスポーター』の頃から「ルパン」ぽいなと思ってたし、もうかれこれ15年くらい前からずっと思ってるんだよね。ルパンとはフランス人て共通点もあるわけだし。

何か今度の実写版がだいぶ残念な感じがするから (観る気もねーけど) 、いっそ『LUCY』とか本作とかのがずっと「ルパン」ぽいんじゃないかって気がする。

てまあ、本作も監督はリュック・ベッソン本人ではないんだけどな!

ポール・ウォーカー最期の主演作

本作は昨年亡くなったポール・ウォーカー最期の主演作、てことらしい (ワイルドスピードの新作も残ってるけど、そっちは撮ってる途中だった) 。

スラッとした体型で本格的なアクションもさまになるイケメン。つくづく惜しいなあと思う。声もカッコイイ (← ちょー重要) んだよなあ。

つかこのひと観るたびに思うんだけど、無地のTシャツジーパンスニーカーてゆう何でもない格好があんなに似合うてのはホントすげーことだと思う。

何かこれからキャリア重ねてもっとスターになれたんじゃねーかって思うとホント残念でならない

エンドクレジットで「ポール・ウォーカーに捧ぐ」みたいなのが出て、心からグッときた。

さいごに

ベッソンのアクションは、殴る蹴るがけっこう激しいんだけど、キレイだからあんまり痛そうじゃないんだよね。カット割りのテンポも良いし、ノリノリでダレない。

中身は一切ないけど笑、そんなのはこっちもハナから期待してないし、つかむしろ「全然期待してなかってけど、意外と面白かったじゃん」くらいのユルいスタンスで観るのがいいんじゃないかと思う。

何しろ90分にまるっと収まってるし、時間潰しにサクッと観るのに最適な映画。少なくとも『ルパン三世』よりは「ルパン」ぽさを感じられてマシなんじゃねーかと思うよ笑。

おわり。

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オマケ

アルティメット

本作は『アルティメット』シリーズのハリウッド・リメイクとゆうか、アップデート版みたいな位置づけらしい。

その『アルティメット』は観たことないから比較はできないんだけど、本作にも出演しているダヴィッド・ベルがやはりおんなじような役で出演してるみたい。後追いで観てみよっかなあ。

iTunesで観る。▷ アルティメット(字幕版) / アルティメット2: マッスル・ネバー・ダイ(字幕版)

Amazonで観る↓。

パルクール

ダヴィッド・ベル扮するリノが操る驚異的なアクションは、「パルクール」とゆうスポーツ?に基づいているらしい。

パルクール – Wikipedia

そいえば『YAMAKASI〈ヤマカシ〉』て映画があって、似てるなあと思ってたけど、あれもやっぱりパルクールを土台にしてる作品みたい。

『YAMAKASI〈ヤマカシ〉』、内容はあんまり覚えてないけど、けっこう面白かったってことは記憶にある (ベッソンの映画と東野圭吾の小説はだいたいそう笑)。また観てみようかなあ。

DVDで観る↓。

あらすじ&予告編

あらすじ

あらすじはこんな感じ。

マフィアたちがはびこる無法地帯となっているデトロイトの一角。そこに潜り込み、マフィアの動向を探る潜入捜査官ダミアン (ポール・ウォーカー) は、彼らがデトロイト市民300万人をターゲットに中性子爆弾を起動させようとしている情報をつかむ。彼は、マフィアにさらわれた恋人を取り戻そうとする圧倒的身体能力を持つ男リノ (ダヴィッド・ベル) と協力し、10時間後に迫る中性子爆弾の起動を阻止することに。敵が次々と立ちはだかる中で爆弾と恋人を捜す二人だが、事態の裏には巨大な陰謀がうごめいていた。

via: シネマトゥデイ

予告編

予告編をYouTubeで観る。▷ 映画『フルスロットル』予告編 – YouTube

 -2010年代の映画 , ,

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