未知との遭遇 (1977)【映画】

      2014/11/18

We are not alone. 宇宙にいるのは われわれだけではない。

未知との遭遇 スピルバーグ

『未知との遭遇 (Close Encounters of the Third Kind) 』鑑賞。1977年アメリカ。スティーヴン・スピルバーグ監督。137分。

UFOを目撃した平凡な電気技師を主人公に、異星人とのコンタクトを真正面から捉えた傑作SF。

via: allcinema

主演はリチャード・ドレイファス。共演にフランソワ・トリュフォーほか。

とゆうわけで久しぶりに『未知との遭遇』を観た。十数年前にはじめて観たときはあんまりピンとこなかったんだが、改めて観たらなかなかよくできていて、かなり楽しめた。

SF大作 (?) にしてはかなり地味な内容だから、若い頃は良さが分からなかったのかもしれない。つかスピルバーグてやっぱ天才だなあ。

見えない恐怖

これって公開時はどーゆう触れ込みだったのだろう。宇宙人モノ、てのは明かされてたんだろうか。

オチを知っちゃってる今観ると、最初っからいろいろと分かるんだけど、知らないと前半なんか特に何やってんだか分からない面白さ、みたいなものがある。

わからない怖さとゆうか、襲われるんじゃないかとドキドキするよーなシーンもたくさんある。スピルバーグって見えない恐怖感の演出がホントうまいよね。

宇宙船はなかなか全体像を見せてくれないし、飛んでいく影だけで描いたりとかいちいちニクい。

鍵穴とかドアの下から光だけ差し込んだり、てのはヒッチコックの『裏窓』とか『鳥』みたいな怖さがある。そいや、スピルバーグもポスト・ヒッチコック世代だもんなあ。

子供の目を通す

あとスピルバーグって、子供の描きかたがべらぼうに巧い。寝てる子供が起き出してきて窓の外を見ると……、みたいなシーンて定番だけど、これってスピルバーグが生み出した構成なんじゃないかな。

何つーか、子供の目を通して見ているような錯覚に陥るんだよね。それと、これは夢なんじゃないか?みたいな、ちょっとフワフワした幻想感を生み出す効果もあるように思う。

宮崎駿っぽい

あとあと、オープニングの戦闘機を発見するシーンとかは、カット割りがちょっと宮崎駿監督っぽいなあ、なんてことも思った。何だろ、まあ世代は近いよね (スピルバーグが5コ下) 。

ロイ (リチャード・ドレイファス) が踏切のところで”初遭遇”するシーンは特に天才まくる。ここもちょっとジブリっぽいんだよなあ。

地図で隠れた顔、車全体をパッと照らす光、フワッと浮き上がる車内の物、何度観ても飽きない

ホームセンター行けよ笑

科学者も含めて、普通のひとびとが主人公とゆうか、ちょっと群像劇っぽい作りなのもよかった。群像劇、好き。

まあロイはちょっとアタマおかしすぎだけどな笑!このロイのイカれパートが長すぎて、中盤はちょとダレた。

リチャード・ドレイファスって、この手のオタク然とした役はホントによくハマる。

山のイメージに取り付かれちゃうのはまあいいんだけどさ、そのデッカいオブジェ、外に作れよ笑。TVの映像越しに見て気づく、てのを撮りたかったのはわかるんだけど、百歩譲って材料調達はホームセンター行けよ笑

あの庭やら何やら外のものを放り込むシーン、怖すぎてホラーだったよむしろ。つか人んちの柵とか、どさくさに紛れてパクってるしね笑。

さいごに

いかにもな感じの宇宙船や宇宙人が最後出てきちゃうのはちょっとガッカリなんだけど笑、そこに至る過程が丁寧だから、何か分かんないけど感動できてしまう。

つか、マザーシップ、めっちゃデカい笑!あのひょろひょろ動き回ってたのは、単なる子分だったのか!てゆう驚き。圧倒された。

全体のおなはしはすんげー地味だけど、それぞれのシーンが素晴らしすぎてイチイチ楽しい。迸〈ほとばし〉る才気。若いエネルギーが満ち満ちてるなあ。

つかこれ撮ったときスピルバーグいくつだっただろ、と思って調べたら、なんと!30歳かそこらじゃないか!

今のぼくよりも下かあ笑……。ついにスピルバーグまで「年下」になってしまったのね。何つーか、飽きれるしかない笑。すげーなホント……。

おわり。

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オマケ

接近遭遇

原題の「Close Encounters of the Third Kind」ての訳すと「第三種接近遭遇」になる。第三種て何だ?て思ってたんだけど、UFO研究者のアレン・ハイネック博士による分類、てのがあるみたい。

第一種が「空飛ぶ円盤を至近距離で目撃」、第二種が「空飛ぶ円盤が周囲に何かしらの影響を与える」、んで肝心の第三種が「空飛ぶ円盤の搭乗員と接触」てことらしい。

つーわけで、タイトルがある意味ネタバレになってんだなあ。

ちなみに分類は第九種まであるらしい。4, 5は『Xファイル』の世界、それ以降になると、『エイリアン』や『アバター』みたいなSF映画ではおなじみの世界になってきたりと、どんどん過激になっていく笑。

そー考えると、まずまず「それっぽい」リアリティの範囲内で物語を展開しようと思ったら、第三種くらいまでが妥当なとこなのかなあ、なんてことを思った。

接近遭遇 – Wikipedia

デビルスタワー

映画に登場するデビルスタワーは実在する巨岩。本作で有名になったらしい。アメリカのナショナル・モニュメントに指定されているんだとか (第一号!) 。日本でゆうところの国立公園や国宝に近い感覚だろうか。

デビルスタワー – Wikipedia

アメリカ合衆国ナショナル・モニュメント – Wikipedia

5音階

『未知との遭遇』と言えば、あの交信音。この映画を観ると、しばらく頭から離れなくなる笑。

ドレミだと何なんだろ?と思って調べてみたら、「レ・ミ・ド・ド・ソ」なんだそうだ。へえ〜。

十戒

ロイの子供たちが映画『十戒』を観ようとするシーンがある。

4時間もあるからダメだとか、「”五戒”くらいにしておけ」なんて言われて可笑しいんだが、ストーリー自体も本作と似たところがあるらしい。

いつか観たいと思ってる名作だが、4時間もあるのはなあ笑……。

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ファイナルカット版

今回ぼくが観たのは、オリジナル製作25周年を記念して、2002年に再編集されたファイナル・カット版。

オリジナル版のほかに「特別編」てのもあって、ゴビ砂漠のシーンが追加されてたりマザーシップの内部が出てきたりと、ヴァージョンによって細かい違いがあるらしい。

見比べたわけじゃないけど、ゴビ砂漠のシーンはけっこう好きだし、マザーシップの内部が出てくるのはさすがに興ざめだろうし、何だかんだ言ってやっぱこのファイナル・カット版が一番うまくまとまってるのかな、とゆう気はする。

あらすじ

あらすじはこんな感じ。

ある日、ラコーム (フランソワ・トリュフォー) 率いる調査団がメキシコの砂漠で第二次大戦時の戦闘機を発見する。それは、消失当時と変わらぬ姿で残っていた。一方アメリカのインディアナ州では、町一帯の停電を調べていた電気技師ロイ (リチャード・ドレイファス) がUFOのような光を発見。以来、彼はこの不思議な光にすっかり魅了され、その正体を探っていく。やがて、光が行き着く先はワイオミング州のデビルズ・タワーという山だと判明するのだが…。

via: Yahoo!映画

iTunesで観る。▷ 未知との遭遇 (字幕版)

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 -1989年以前の映画 , ,

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