グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 (2013)【映画】グレース・ケリー vs. ニコール・キッドマン!女優力対決!

      2014/10/31

世界を動かした、一世一代の〈大芝居〉。

グレースオブモナコ ニコールキッドマン

試写会にて『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 (Grace of Monaco) 』鑑賞。2013年フランス。オリヴィエ・ダアン監督。103分。

ハリウッド女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーの華やかなシンデレラストーリーの裏に隠された激動の半生に迫る伝記ドラマ。夫のモナコ大公レーニエ3世と、当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールとの間に起きた国家的危機に立ち向かっていく姿を描く。

via: シネマトゥデイ

主演はニコール・キッドマン。共演にティム・ロス、パス・ヴェガほか。10月18日公開。

往年の名女優の中でも特にお気に入りのグレース・ケリーを、これまた大好きなニコール・キッドマンが演じるってんだから、キャスティングだけでもワクワクする。

けどこの2人、イメージはあまり似ていない。グレース・ケリーは陽気さも兼ね備えた美人とゆうか、カワイさと美しさのバランスが絶妙で、だからこそ好きなんだけど、キッドマンはもっと冷たいイメージで、「美」のほうに偏りすぎている印象。

だからちょっとどーなのかなと、観る前は不安だったのだが、これがかなりハマっていて、良い方向に裏切られた。何だろ、似てないんだけど、すごく似てる!

喋りかたなんかはちょっと似せてんのかなと思うものの、それでもニコール・キッドマンらしさはちゃんと残ってて、なのにだんだんとグレース・ケリーに思えてくるんだから不思議としか言いようがない。ひしひしと伝わってくる女優魂。女優さんて、スゴイのね!

展開的にはけっこう退屈な映画 (さらっと言っちゃった笑) だけど、キッドマンの演技を観てるだけで十分楽しめてしまう。

フランス版篤姫

すんごいざっくりゆうと、フランス版『篤姫』(大河ドラマのね) みたいなおはなし。権謀術数渦巻く感じは、大奥と似ていなくもない。てまあ『大奥』ロクに観たことないんだけどね笑。

夫役のレーニエ公を演じたティム・ロスが、キッドマンに負けず劣らず素晴らしい。

バカ殿なのか実は名君なのかよくわからない感じが絶妙で、そのあたりも『篤姫』と被る。まあ、最終的には「愛のひと」ってことで落ち着いた感じだけど笑。

サスペンスっぽい要素は、劇中にも登場するヒッチコックの映画のような雰囲気を狙ったらしいけど、お世辞にも巧くいっているとは言いがたい。焦点がぼやけちゃって、ちょっと残念だった。

要人そっくり対決

グレース自体の外見は似てないんだけど、他の各国要人たちはけっこう似せてるっぽくて、そっくりさん対決はなかなか面白かった。モノマネ映画ってもともと好きだし笑。

マリア・カラスにマクナマラ、ヒッチコックからド・ゴールまで。何とも華やか!

マリア・カラスを演じたパス・ヴェガはキレイだったなあ。個人的には本作最大の発見と言っていいかも。他の出演作も観てみたい。

ヒッチコックはどうせなら、アンソニー・ホプキンスに演じてほしかったなあ。てそれじゃ存在感ありすぎか笑。

あとド・ゴールってひとのことは全然知らないんだけど、映画だとだいたいいっつもイヤな存在として登場するよね笑。暗殺未遂のはなしがちょろっと出てくるけど、それって『ジャッカルの日』じゃん!

実際の政治家としてはどーゆう位置づけなんだろうか。てのはいずれ軽く学んでおきたいなあ、なんてことも思ったりした。

さいごに

ラストのスピーチは内容も素晴らしくて素直に感動した。映画史上に残るスピーチと言えば『独裁者』のチャップリンだけど、あの名スピーチが薄らとよぎるくらいには感動的なスピーチだった。

キッドマン好きなひともそうでないひとも、その女優力の虜になっちゃうこと間違いなし!グレース・ケリーとの世代を超えた美の競演に酔いしれろ笑!

おわり。

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オマケ

オススメのグレース・ケリー映画

本作はグレース・ケリーのことを知らなくても楽しめるけど、知っていればより楽しめる、てのは言うまでもない。

1本観るなら、オススメなのは『裏窓』。まあ劇中にヒッチコックも出てくることだし、ヒッチコック映画から選ぶのがいいだろう、て意味も込めている。

ジミー・スチュアートとの軽快な会話劇が楽しい作品。結婚観や夫婦関係といった話題がテーマとも言える内容なのも、本作と共通する部分と言えなくもない。

動けないスチュアートに変わって、かなりお転婆に動き回るグレースは見せ場も十分。何より展開も素晴らしいしね。

iTunesで観る。▷ 裏窓 Rear Window (日本語字幕版) [1954]

マーニー

本作でグレース・ケリー女優復帰か!?な1本として登場する『マーニー』とゆう映画。

グレース・ケリーが断った (ホントにあったエピソードなのかは知らんけど) ことで、実際にはティッピ・ヘドレン (『鳥』のひと!) が演じた。

トラウマを抱えた盗癖女のはなしで、かなり病的な役柄。グレース・ケリーとはちょっとイメージが合わないような気もするけど、だからこそ観てみたかったような気がしないでもない。

つかヘドレンがかなりハマってるからなあ、他のひとが演じるとかちょっと想像できない。

本作では『マーニー』の芝居を練習するシーンも出てくるし、観ておくと一層楽しめるように思う。

iTunesで観る ▷ マーニー Marnie (字幕版)

作品情報

あらすじ

女優を引退しモナコ大公レーニエ3世 (ティム・ロス) と結婚した公妃グレース (ニコール・キッドマン) は、アルフレッド・ヒッチコック監督からの新作オファーに心が揺れていた。そんな折、夫の推し進めていた政策が当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールを激怒させ、武力衝突に発展する可能性もある危機に直面。彼女はスクリーン復帰か、家族そして国家のために全てをささげるかの選択に直面し……。

via: シネマトゥデイ

予告編

映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』予告編 – YouTube

 -2010年代の映画 ,

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